『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE/みんなで宇宙キターッ!<DC版>』(2013)
2013年 06月 23日

公開版は66分、<DC版>は89分、どこが増えてるかというと、まあ原幹恵とか木下あゆ美が映ってる場面(長澤奈央も?)、だと思ってほぼ間違いないでしょう、あの監督ですから……?
実際は、例によってシーン丸ごと復活させているよりも、既存のシーンに細かいショットを足したり、台詞を追加したりで長めにしている部分が多いです。
また順番を入れ替えたりで、より感情の繋がり盛り上がりを大切にした編集を心がけている模様。
単純にアクションカットを増やされても辟易してしまう人もいるでしょうが、そうなることでお話がわかりやすく、そしてキャラクターに感情移入しやすくなっていますので面白いものになっています。
個人的に今回一番のポイントだなあと思ったのは、ウィザードの初登場シーン。
これ、夏の<ライダー>映画でも冬の<戦隊>映画にも言えるのですが、どちらにも次番組のヒーローの先行お披露目を盛り込むことが最近の恒例になっています。
しかしまだ番組が始まっていませんし、というよりもパイロット版に先んじてというスケジュールになることも多いようで、その登場シーンにかかる曲は番組の主題歌でも作品中で使われるテーマ曲でもありません。
公開時はそれでも良いのかもしれませんけれど、後になって見返す時に非常に違和感を覚えるのですが、今回の<DC版>では『ウィザード』の主題歌に差し替えられていました。後で作る<DC版>ならでは、ですねえ。なんで今までの作品でこれをやってくれなかったのか……。
その為に例年よりリリースが遅くなったわけではないでしょうが、本当は公開版でもそこまでじっくりと手をかけ時間をかけて作って欲しいもんですが。
オーディオコメンタリー聴くと相変わらずコネタを沢山仕込んでるようですが、一体観客の何割ぐらいが気付くことやら。
そういや監督、原幹恵を「今日本で一番アクションの出来る女優さん」と大絶賛してましたね。『009ノ1』はどうせなら彼女主演で撮って欲しかったなあ。
関連記事はこちらとこちら。

購入していながら見ていなかった作品感想シリーズですw まずは⇒【映画】仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!【感想】を読んでいただき、その上でDC版の ...... more