『ウルトラマンが泣いている/円谷プロの失敗』 円谷英明
2013年 06月 25日

故人に鞭打ち、身内の不祥事を暴露し、現況を嘆いて見せるものの、そこまで。
チャイヨーとの抗争やクーデター、お家騒動、セクハラ訴訟と、ファンならお馴染み(?)の興味深い一連のトラブルの数々が、”中の人”の視点で語られるのは非常に面白いのだが、うーん、これをそのまま鵜呑みにするのは片手落ちに過ぎるのかも。
こうなったら異なる立場の人間からの更なる暴露本を希望。
――などと書くと、熱心なファンからは非難されるだろうけど、一度始めてしまったらもう後戻りは出来ないだろう。誰か反論する人いないのかね。
それにしてもこの書名、随分と他人事だね。泣かせたのは誰?
というより、ウルトラマンは泣かないだろうな、こういう状況では。
「ウルトラマンは呆れている」の方が正しい?
