『プロ野球は「背番号」で見よ!』 小野俊哉
2013年 07月 08日
例えば背番号「1」を背負った選手にはどんな人がいて、どんな成績を残したのか。どのポジションの人が多かったのか、投手なら打者ならそれぞれどんなタイプの人が多かったのか。そしてその番号にはどんなイメージがあるのか、ということをデータに基づいてまとめているのです。
中には”色”のあまるついていない番号もありますが、大体は「○番は××な選手」といったイメージが付いているものなんですねえ。「11」や「18」「20」「21」だと投手でしょうし、「27」は捕手、「3」「5」「8」はスラッガーのイメージがありますし、「7」は俊足選手?といった具合。
その球団独自の特徴というのもありますけど何となく各球団共通のものもあったりで、それを知っていると逆に、球団はその選手にどんな役割を期待しているのかもわかってくるというものです。
また入団時にはさして期待されていなかったので大きな番号を宛がわれたものの、自力で若い番号に昇格した選手や、あるいは今まで固定されたイメージのなかった番号、逆に悪いイメージの付いていた番号を背負い、それを中心選手の番号にまで昇華させた人、様々なドラマも味わえます。