『サイボーグ009 USAエディション』 原作:石ノ森章太郎/脚本:F・J・デサント、ブラッドリー・クランプ/画:マーカス・トゥ
以前だったら絶対に許せないと思ったかも知れませんが、今は結構面白いじゃんと愉しむ余裕が出てきました。
これは映画『009/RE:CYBORG』を見、そして小説版『完結編』を読んで自分の中で『サイボーグ009』という作品に一つの区切りを付けたからでしょうね。
こうなったらハリウッド製の実写版が作られても、寛大な心で見に行くことが出来そうです。
お話は009の誕生からブラックゴーストからの脱走、0010ら刺客との闘い、そしてスカールとの対決まで。
ラストシークエンスにはちょっと「地下帝国<ヨミ>編」の要素も取り入れられています。
あ~あ、『009』がこんなになっちゃった、というよりは、おお、こういうアレンジ、解釈の仕方もあるのね、と新鮮な気持ちで読むことが出来ました。
全体としてはプロローグという感じで終わってますので、この後どんな展開が待っているのかが気になります。
「ミュートス・サイボーグ編」あたりのアレンジでしょうか?
でも、一つ言えるのは、やっぱりこれは『サイボーグ009』ではない、ということ。
そして”石ノ森章太郎作品”でも、当然ながらありません。
純粋に一つの独立したコミック作品として許せる気持ちと楽しむ気持ち、それと『サイボーグ009』として認知できるかどうかは、矛盾するかも知れませんが別ですね。
吹っ切れたとはいえ、自分の中に線引きするラインは厳然として残っています。