『サイボーグ009 USAエディション』 原作:石ノ森章太郎
2013年 07月 26日

お話は009の誕生からブラックゴーストからの脱走、0010ら刺客との闘い、そしてスカールとの対決まで。ラストシークエンスにはちょっと「地下帝国<ヨミ>編」の要素も取り入れられています。あ~あ、「009」がこんなになっちゃった、というよりは、おお、こういうアレンジ、解釈の仕方もあるのね、と新鮮な気持ちで読むことが出来ました。全体としてはプロローグという感じで終わってますので、この後どんな展開が待っているのかが気になります。「ミュートス・サイボーグ編」あたりのアレンジでしょうか?
でも、一つ言えるのは、やっぱりこれは「サイボーグ009」ではない、ということ。
そして”石ノ森章太郎作品”でも、当然ながらありません。
純粋に一つの独立したコミック作品として許せる気持ちと楽しむ気持ち、それと「サイボーグ009」として認知できるかどうかは、矛盾するかも知れませんが別ですね。吹っ切れたとはいえ、自分の中に線引きするラインは厳然として残っています。