『獣電戦隊キョウリュウジャー/ガブリンチョ OF ミュージック』(2013)
2013年 08月 03日

”一本の映画”としての見応えをしっかりと感じたのは去年の『ゴーバスターズ』が最初かなあ。
しかし、今年は違うぞ!というのが予告編の段階から伝わってきたのがこの『劇場版キョウリュウジャー』!!
監督以下スタッフが、見せたいものというより自分たちが見たいものに絞り込んで作ったからですかね。
もー30分があっという間で、歌あり踊りありアクションあり、のてんこ盛り状態でした。
ゲスト主役はスーパーアイドルのMeekoこと天野美琴。
一億年の昔、最初に誕生した獰猛の戦騎Dことデスリュウジャーは、獣電竜0号トバスピノを操って恐竜たちを滅ぼそうとしたものの、超古代人の巫女が歌う「祈り歌」によって封印されたという過去があったのですが、彼女はその能力を受け継いだ末裔。
復活したデスリュウジャーは彼女のエネルギーを逆に利用し、今度こそトバスピノを手に入れようとし、キョウリュウジャーたちはそれを防げるのか?!というのが今回のストーリーです。
美琴はキングことダイゴの友人で、かつて互いに夢を語り合い更に密かに想いを寄せているという設定ですが、ここのところTVシリーズでも二代目キョウリュウバイオレットになる弥生に憧れられていたり、それを見ていたアミィが嫉妬したりとキングは急にモテ男になってますね。
まあダイゴはそっち方面はからっきしで、ある意味ソウジ君よりもニブイから今のところ何の進展もありませんがね。
プレイボーイはイアンの役どころなのに…。
美琴を演じている中村静香は『トミカヒーロー レスキューファイヤー』でヒーローファンにはお馴染み。
ダイゴから貰ったネックレスがポイントになってますけれど、これは胸元狙いのショットを増やすための小道具かなあ?
デスリュウジャーに捕まって縛られている時も、心なしか前傾姿勢な気が…。
またTV版ではデーボス軍には着ぐるみ幹部しかいませんし、女性レギュラーはピンクのアミィだけですが(喜びの戦騎キャンデリラは、ヴォイスキャストの戸松遥がそのまま顔出しでアイドルを演じるエピソードがありましたけど)、劇場版ではデスリュウジャー配下にレムネアとアーシーという女性キャラが二人加わってます。
演じたのはそれぞれ桃瀬美咲とJAEの佃井皆美で、どちらもアクションが出来るからと抜擢されたとのことですが、一気に女っ気が増えたのは監督の趣味以外の何物でもないでしょう。
正直アミィちゃんがイマイチなもんで(汗)、Fカップのヒロインに、エロカッコイイ女幹部の参戦は諸手を挙げて歓迎すべき事態です。
残念なのは出番が少ないことで、要望が大きければ<ディレクターズカット版>のリリースもあり得るとのことですからそちらに期待。
何なら1時間枠でもOKですぜ。
それと追加戦士の宿命か、他の5人に比べるとうっちーの出番も少なめですねえ。
ま、こっちは<DC版>でも出番が増えるとは思えませんが…。
とにもかくにも最初から最後まで全力疾走!
この監督に「緩急」なんぞは期待しちゃいけないのかも知れません!
歌はポイントですけど「ミュージカル?」と引くほどじゃありませんし、これは大人から子供まで(あ、逆か)楽しめる<戦隊>映画史上でも上位に来る作品じゃないかと思います。
監督の狙いは『ストリート・オブ・ファイヤー』に『超時空要塞マクロス』、更に『メガゾーン23』に『トップガン』に『ロッキー』に『フラッシュダンス』に…って、それは無謀だ!と思わないでもないですが。
エンディングのダンスシーンには徳永悠平、平山相太、森重真人のJリーガーが特別出演ということが話題になってますが、見ていて正直「誰それ?」な扱い。
それよりも白石隼也、奥仲麻琴、永瀬匡、戸塚純貴、高山侑子の『仮面ライダーウィザード』レギュラーが出ている方をもっと宣伝した方が良いんじゃないですかねえ。
Jリーガー出てくるからってわざわざ『キョウリュウジャー』の映画を見に行こうと思う人は少ないだろうけど、『ウィザード』が出てるなら楽しみ!という子供たちはきっといると思うんですが、これは仕方ないのかなあ。

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