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『マン・オブ・スティール』(2013)

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「スーパーマン」は1978年に超大作映画『スーパーマン』が作られ、以後『スーパーマンII/冒険篇』(1981)、『スーパーマンIII/電子の要塞』(1983)とシリーズ化され、外伝の『スーパーガール』(1984)が作られた後は製作会社が変わって『スーパーマン4/最強の敵』(1987)が作られたものの打ち止め。
その後『スーパーマン・リターンズ』(2006)で華麗なる復活。
この作品が凄いところは3作目4作目をなかったことにし、2作目からゆるく繋がっているという実に20数年ぶりの”続編”ということなのだけれども、これがかえってハードルを高くしてしまったのか、思うような興行成績が挙げられなかったという理由で続編企画が頓挫してしまう。

そしてあれから7年、今回完全仕切り直しでシリーズが再開、しかもタイトルに「スーパーマン」の名前を冠さないという大胆ぶりだ。
これは先頃完結した新生「バットマン」――<ダークナイト・トリロジー>に准えたものとも言えるが、あちらも2作目が『ダークナイト』、3作目が『ダークナイト・ライジング』と「バットマン」の名前がタイトルから除かれてはいるものの、流石に1作目は『バットマン・ビギンズ』となっていたのだから、今回の試みが如何に大胆かはお分かりかと思う。

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てなワケで新生「スーパーマン」を見てきたのだけれども、こりゃあなかなか面白いではないの。
スーパーマンの二人の父親――実父ジョー・エルと養父ジョナサン・ケントをそれぞれラッセル・クロウとケヴィン・コスナーが演じているが、旧作のマーロン・ブランドのような悪目立ちもせず、適度な存在感。
この二人が押え役として効いている。
またヒロインのロイス・レーンが最初から積極的に物語に関わっているのも良い。
「スーパーマン(カル・エル)=クラーク・ケント」、その彼の苦悩、葛藤を知った上で良き協力者になり、それが恋愛に発展していくというのも現代的なヒロイン像だろう。
主役のヘンリー・カビルがヒーロー然とした役者ではなく、存在感はあっても若干地味なのも今回は好印象。

ただし自分好みの作品ではないことも確かで、お馴染みジョン・ウィリアムズ作曲のテーマ曲が流れないのは仕方ないにしても、「スーパーマンの映画を見たなあ」という気持ちには最後までなれなかった。
続編の製作が決まり、今度は実写映画で初めてバットマンと共闘するとのこと。
そのあと『フラッシュ』の映画化を挟み(他にも『グリーン・ランタン』や『ワンダー・ウーマン』の企画もあるが)、いよいよ待望の『ジャスティス・リーグ』映画化へと進んで行くようだが、このままのテイストが続くのならばちょっと期待値が下がってしまうかも知れない…。

Commented by メビウス at 2013-09-07 20:27
エクスカリバーさんこんばんわ♪TB有難うございました。

本作の続編企画はバットマンとのコラボというのを自分も後から聞きましたが、やっぱりそれもアベンジャーズのように後々の壮大なヒーローお祭り作品への伏線の1つなのかなと思うと、本作も含めてまたアメコミヒーロー作品の鑑賞が大変になってきそうですね。アベンジャーズに出て来たヒーロー達の作品もオマケ映像や伏線が多かっただけに、取りこぼしが出来なさそうです・・^^;

そいえば自分もスーパーマンのお馴染みのテーマ曲が流れなかったのはちょっと残念でしたね。タイトルからもう全取っ替えしてるので望みが薄いのは理解してましたけど、アレンジされたものでも良かったので久しぶりに聴きたかったですねぇ。
Commented by odin2099 at 2013-09-08 11:35
今回の作品にも続編への布石として、ブルース・ウェインやレックス・ルーサーの経営する企業のロゴマークが使われているようです。見落としましたけど…。
コラボは楽しいですし、最終的に「ジャスティス・リーグ」製作に繋がれば嬉しいのですが、単にスーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンらの格好した連中が右往左往するだけのコスプレ集団の映画にならないことを願ってます。
個々のキャラクターはきっちりと存在感を持って描いて欲しいですね。

リブートということで今回はジョン・ウィリアムズのテーマ曲は敢えて外したのでしょうが、ちょっと物足りなさはありました。
<ダークナイト・トリロジー>の時も、ダニー・エルフマン作曲のテーマ曲を流して欲しかったなあ、なんて思ってしまったもので。
でも両作品ともハンス・ジマーのスコアは評価されてるみたいですね。自分には最近のジマーのスコアの良さが全然わからなくて…。
昔のようなジャカジャカ鳴らすだけのハマー節が懐かしい~。
Commented by sakurai at 2013-09-16 16:52
クリストファー・ノーランもザックも結構好みの分かれるタイプの人ですもんね。
で、あたしは好きなんすよ、このタッチ。
音楽も大好きなハンス・ジマーで、私は結構満足です。
Commented by ふじき78 at 2013-09-16 22:45
> 彼の苦悩、葛藤を知った上で良き協力者になり、それが恋愛に発展していくというのも現代的なヒロイン像だろう。

クリストファー・ノーランがとち狂って、新しい恋人像にローレンス・フィッシュバーンとか選んだりしたら笑うんですけどね。
Commented by odin2099 at 2013-09-16 22:57
>sakuraiさん

決してつまらないと思ってるワケじゃないんですけど、自分の好みとは違います。
続編もこの延長線上でバットマンとウダウダするのかなあ?
――なんて考えるとちょっとガッカリ。
素直に二大スーパーヒーローの共演を愉しみたいところですが、無理かな。
Commented by odin2099 at 2013-09-16 22:58
>ふじきさん

それはあまりにも気持ち悪すぎる…!

二作目以降、ラナ・ラングの再登場はアリかな?
Commented by みぃみ at 2013-09-19 14:19
こんにちは。
内緒にしてたけど、言っちゃいます。
私、前売券購入時、スーパーマンのお話だと思わなくて、いただいたマスコットがスーパーマンの形しているのがずっと不思議で。。。
しばらくして、スーパーマンをつくりなおした?的な情報にテンション下がってたんです。
だって、陰気なスーパーマンって微妙。。。

そしたら、家族関係に始まって丁寧に作ってあったので、おっ!と思いました。
続きは、(私のずっといだいてきたイメージの)つきつけたスーパーヒーローが見られたらいいな☆と思っています。
辛気くさいのはバットマンにお任せして、スーパーマンは陽気に(^^)。
Commented by odin2099 at 2013-09-19 21:36
『マン・オブ・スティール』って題名だと、やはり「スーパーマン」映画だとわかりにくいかあ…。
自分は、”マン・オブ・スティール”がスーパーマンの二つ名だと知ってるくらいはアメコミの知識を持ってますし、製作決定の段階から情報を追っていたので戸惑いはなかったんですが。

しかし言わば「肝」の部分を知らずに良く見ようという気になりましたね(^^)
クリストファー・ノーランやザック・スナイダーの名前で決めたのか、予告編に騙されたのか…?(^^ゞ

次回作は『バットマンVSスーパーマン』という題名が有力みたいですが、明るいスーパーマンにはならなそうな気がします。
バットマン寄りのトーンに落ち付くんじゃないのかなあ。
by odin2099 | 2013-08-31 18:11 |  映画感想<マ行> | Trackback(40) | Comments(8)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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