『安達祐実写真集/私生活』
2013年 09月 11日

実際の撮影は20代の終わりからの2年半に亘って行われ、その中からチョイスした写真で構成されていますが、あの頃から全然変わらないなあというものもあります。
しかし全体の印象としては……う~ん、アンバランス。
彼女の場合、そのギャップがプラスに作用することもあればウィークポイントになることもあるんでしょうが、どちらかというとこの写真集ではマイナス、かな。
これはタイトル通り「私生活」、素の自分を出そうとしてのことだと思いますが、コンセプトを絞り――年齢の割に幼く見える部分を出すのか、それとも子役イメージを脱却した”大人の女性”を演出するのか、それとも”子供”と”大人”のギャップそのものをアピールするのか――、何を売りにするのかを明確にすべきだったかなあという気がします。
セミヌードありの写真集ということで、手ブラあり、バスタブやベッド上での全裸ショットあり、あるいは薄っすらと胸元が透けて見えるカットもありながらも、セクシーさより痛々しさが前面に出てしまうのは残念です。勿論そういう方が良いのだ、と主張なさる方もいらっしゃるでしょうが。