特命戦隊ゴーバスターズ&宇宙刑事ギャバン!!
2013年 10月 15日
Mission31「宇宙刑事ギャバン、現る!」、32「ギャバンとの友情タッグ!」は映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』とのコラボ編となってまして、宇宙刑事ギャバンこと十文字撃とパートナーのシェリーが登場してます。

『ゴーバスターズ』のストーリーは30話で一区切りが付いていて、次の33話から第二部突入となるのですが、そのブリッジとなるエピソードです。消滅した筈のエンターの復活が描かれたり、サブキャラクターである森下にスポットを当てているなど、単なる番外編にはしなかったのはエラい。
時系列的には映画→TVで実際の撮影の順番も同じですが、TV放映そのものは映画の宣伝を兼ねて公開の1カ月ほど前に行われた為、鑑賞順としてはTV→映画となって、両方の作品で描かれている撃のキャラクターに若干の相違があるので、当時はかなり違和感を覚えました。
今回改めて映画→TVの順に見直してみて、やっと「十文字撃」が一人のキャラクターとして繋がった感じです。それにしても正式な宇宙刑事に任命された途端、随分と尊大な奴になっちまいましたね、撃。まあ元から自信過剰なキャラではありましたが。
前編ではヨーコとシェリーを中心にゴーバスターズとギャバンの出会いと共闘を、後編ではゴーバスターズの総合力に疑問を抱くギャバンが最後にはチームの絆を理解するという流れで、それぞれが独立したエピソード。ギャバンの活躍シーンには、新作映画版だけじゃなく旧作TVシリーズのBGMまで引っ張ってくる熱の入れようで、魔空空間の描写もそれっぽく、ある意味では映画版よりも『ギャバン』らしい作品に仕上がってました。
『ゴーカイジャーVSギャバン』も『ゴーカイジャー』の映画でありながらしっかりと『ギャバン』の映画になっていたことを考えると、映画版『ギャバン』のスタッフには猛省を促したいですね。肝心の単独映画が一番『ギャバン』らしくないなんて…!
