『特命戦隊ゴーバスターズ』に宇宙刑事ギャバンがゲスト出演!
Mission31「
宇宙刑事ギャバン、現る!」、32「
ギャバンとの友情タッグ!」は映画
『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』とのコラボ編となってまして、宇宙刑事ギャバンこと十文字撃とパートナーのシェリーが登場してます。
既に
『侍戦隊シンケンジャー』第二十幕「
海老折神変化」と第二十一幕「
親子熊」で
『仮面ライダーディケイド』とのコラボレーションが行われていますが、これはカメオ出演に近く、実際は『ディケイド』24話「
見参侍戦隊」と25話「
外道ライダー、参る!」にシンケンジャーがゲスト出演する形になっているので、他ヒーローとの本格コラボはこれが初となります(映画では
『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』が先ですが)。
『ゴーバスターズ』のストーリーは30話で一区切りが付いていて、次の33話から第二部突入となるのですが、そのブリッジとなるエピソードです。
消滅した筈のエンターの復活が描かれたり、サブキャラクターである森下にスポットを当てているなど、単なる番外編にはしなかったのはエラい。
時系列的には映画→TVで実際の撮影の順番も同じですが、TV放映そのものは映画の宣伝を兼ねて公開の1カ月ほど前に行われた為、鑑賞順としてはTV→映画となって、両方の作品で描かれている撃のキャラクターに若干の相違があるので、当時はかなり違和感を覚えました。
今回改めて映画→TVの順に見直してみて、やっと「十文字撃」が一人のキャラクターとして繋がった感じです。
それにしても正式な宇宙刑事に任命された途端、随分と尊大な奴になっちまいましたね、撃。
まあ元から自信過剰なキャラではありましたが。
前編ではヨーコとシェリーを中心にゴーバスターズとギャバンの出会いと共闘を、後編ではゴーバスターズの総合力に疑問を抱くギャバンが最後にはチームの絆を理解するという流れで、それぞれが独立したエピソード。
ギャバンの活躍シーンには、新作映画版だけじゃなく旧作TVシリーズのBGMまで引っ張ってくる熱の入れようで、魔空空間の描写もそれっぽく、ある意味では映画版よりも『ギャバン』らしい作品に仕上がってました。
『ゴーカイジャーVSギャバン』も『ゴーカイジャー』の映画でありながらしっかりと『ギャバン』の映画になっていたことを考えると、映画版『ギャバン』のスタッフには猛省を促したいですね。
肝心の単独映画が一番『ギャバン』らしくないなんて…!