『清須会議』(2013)
2013年 11月 16日
時は天正10年(1582年)、本能寺の変で明智光秀によって織田信長が討たれます。では信長亡き後、織田家の家督を相続するのは誰か? 嫡男の信忠も信長と運命を共にしたために、残されたのは信雄と信孝という二人の弟。しかし次男の信雄は人格に難があり、三男の信孝は血筋で劣るという具合にいずれも決め手を欠きます。織田家宿老筆頭の柴田勝家とその盟友である丹羽長秀は信孝を推し、成り上り者とはいえ光秀討伐の最大の功労者である羽柴秀吉は対抗上信雄を担ぎあげ、その決着は会議の場に持ち込まれる、というのがあらましです。
最後の方にちょっとしたシーンはありますが、秀吉、勝家に池田恒興、前田利家、黒田官兵衛…といった錚々たる顔触れが出ていて、チャンバラシーンがなくディカッション中心の時代劇というのも画期的かと思います。
ただ、同じ場面を例えば勝家のモノローグで描いた後に、すぐ長秀のモノローグで描写するなど、各人の腹の探り合いの妙味が味わえた小説版に比べると、何となく普通の会話劇になってしまっている点がちょっと勿体ないかなとは思いますね。勿論映画ならではの”動きの面白さ”を追求したシーンも用意されてはいるのですが、総じていえば「小説>映画」でしょうか。
映画ならではの愉しみとしては豪華キャストの演技合戦がありますが、役所広司、小日向文世、佐藤浩市らは流石の存在感と安定感を見せてくれますが、逆に「いつも通り」という気がしないでもありません。一方出色だったのは大泉洋で、「猿」とか「はげ鼠」と呼ばれたという秀吉を見事に体現。これは今後ハマリ役になるかも…?
監督は三谷幸喜。 自らの小説を映画化。 試写会で見ました。 織田信長が亡くなった本能寺の変後の、 織田家の後継者選びと 領地再配分について 歴史上初めて、 会議が開催されたといわれている 清須会議。 秀吉の天下取りの基礎となり、 日本の歴史が動いたこの会議...... more
2013年 日本 久々、映画館に活気がありました 日頃、自分が足を運ぶ映画、映画館が地味なので、その差に驚いたというだけのことでしょうケド 信長亡きあと、織田家の行末を決定する会議が開かれた 清洲城を舞台に5日間にわたり繰り広げられた心理戦やいか...... more
三谷幸喜さんが自ら17年ぶりに書き下ろした小説を原作に脚本を書き上げ映画化した最新作です。前作でも落ち武者が出てきますし、TVドラマではNHK大河ドラマ「新撰組!」の脚本などを ...... more
本能寺の変での織田信長亡き後の、織田家の跡目を決める“きよすかいぎ”の模様をコメディ仕立てで描いた作品。“きよすかいぎ”は、清州会議と言う表記もありますが、映画は清須会議になっています。 原作も読んだんですが、原作は、各章が、登場人物それぞのれモノローグで...... more
【出演】 役所 広司 大泉 洋 小日向 文世 佐藤 浩市 【ストーリー】 本能寺の変によって織田信長が亡くなり、筆頭家老の柴田勝家と羽柴秀吉が後見に名乗りを上げた。勝家は三男の信孝、秀吉は次男の信雄を信長亡き後の後継者として指名し、勝家は信長の妹・お市...... more
□作品オフィシャルサイト 「清須会議」 □監督・脚本 三谷幸喜□キャスト 役所広司、大泉 洋、小日向文世、佐藤浩市、鈴木京香■鑑賞日 11月9日(土)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> あちこち番宣で公開前に...... more
数々のヒット作を作り出してきた三谷幸喜が、およそ17年ぶりに書き下ろした小説を自ら映画化した群像喜劇。本能寺の変で織田信長が亡くなった後、織田家後継者と領地配分を決めるために、柴田勝家や羽柴秀吉らが一堂に会した清須会議の全容を描く。役所広司演じる勝家と大...... more
2013/11/09公開 日本 138分監督:三谷幸喜出演:役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、寺島進、伊勢谷友介、鈴木京香、中谷美紀、剛力彩芽、坂東巳之助 これは、会議という名の戦である。 [Story]本能寺の変によって織田信長が亡くなり、筆頭...... more
最近は忙しくて、ブログの更新が疎かになっています。でも、どうしても観たい映画は何としても観るつもりです。本日紹介する作品も、どうしても観たかったこちらになります。 ... more
五つ星評価で【★★★★ダメ出しする人もいるけど俺っちは充分面白かった。この差はどこからやって来たんだろう】 三谷がドバドバ、有名キャストを使い切った時代劇。 ともか ...... more
平成25年11月21日(木)。 映画:「清須会議」。 監督・脚本・原作:三谷幸喜 製 作:石原隆・市川南 撮 影:山本英夫 美 術:種田陽平・黒瀧きみえ 装 飾:佐藤孝之 音 楽:荻野清子 キャスト: 柴田勝家:役所広司・羽柴秀吉:大泉洋…... more
2013年11月16日(土) 15:30~ TOHOシネマズ川崎5 料金:0円(フリーパスポート) パンフレット:未確認 期待していたものとちょっと違う 『清須会議』公式サイト フリーパスポート14本目。 三谷喜劇の最高峰とかの文句で宣伝していたのだが、それ程笑えるものでない。 西田敏行のゲスト出演くらいだ。 悪くは無いのだが、「マジックアワー」や「THE有頂天ホテル」のほうが楽しかった。 お勧め度:☆☆☆ 更科六兵衛度:☆☆ 俺度:☆☆☆ ... more
監督:三谷幸喜 出演:役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、寺島進、伊勢谷友介、鈴木京香、中谷美紀、剛力彩芽、坂東巳之助、中村勘九郎、浅野忠信、寺島進、松山ケンイチ、でんでん、中谷美紀、戸田恵子、天海祐樹希、西田敏行・・・... more
自分でも信じられませんが・・・『レ・ミゼラブル』以来、ほぼ1年ぶりの映画館ですw最近の三谷監督作品は、映画館で見ているし、出ている役者さんたちが好きな役者さんたちばかり!!!ということで久しぶりの映画館での映画鑑賞です。はい、見に行ってよかったです!...... more
清須会議 '13:日本 ◆監督:三谷幸喜「ステキな金縛り」「ザ・マジックアワー」 ◆主演:役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、寺島進、でんでん、松山ケンイチ、伊勢谷友介、鈴木京香、中谷美紀、剛力彩芽、坂東巳之助、阿南健治、市川しんぺ...... more
とにかくもう、観たくて観たくて。予告編の頃から心待ちにしていました。 東京国際映画祭のクロージングで抽選チケットに応募するも二回外れ、正規販売日には秒殺でSoldOut。息子よごめん、公開まで待て、と、なんだかんだで今になってしまった。 織田信長の死後の後継者を決める「清須会議」。史実のディテールはどうあれ、この作品の展開は、公式サイトによると(ちょっとだけ加筆したけど)こんな感じである。 天正10年(1582年)本能寺の変。一代の英雄織田信長が死んだ―。跡を継ぐのは誰か? 後見に名...... more
清州会議 11/9公開 池袋シネマ・ロサ 本能寺の変によって織田信長が亡くなり、筆頭家老の柴田勝家(役所広司)と 羽柴秀吉(大泉洋)が後見に名乗りを上げた。 勝家は三男の信孝(坂東巳之助)、秀吉は次男の信雄(妻夫木聡)を信長亡き後の 後継者として指名し、勝家は信長の妹・お市(鈴木京香)、秀吉は信長の弟・三十郎信包 (伊勢谷友介)を味方にする。 そして跡継ぎを決めるための清須会...... more
清洲会議(清須会議)とは、安土桃山時代の天正10年6月27日(1582年7月16日)に開かれた、織田氏の継嗣問題及び領地再分配に関する会議である。 天正10年に本能寺と二条城でそれぞれ亡くなった織田信長と嫡男・織田信忠。明智光秀は山崎の戦いで羽柴秀吉に討たれ、織田家後継者及び遺領の配分を決定することを目的に、尾張・清洲城で開催されたこの会議に出席したのは、織田家重鎮である柴田勝家、丹羽長秀、羽柴秀吉、池田恒興の4人(滝川一益は関東地方へ出陣中で欠席だったらしい)。 会議の結果は歴史上知って...... more
三谷映画という意味で、笑いや、いつもの作風を期待した向きには、今ひとつ満足度が低かったみたいですが、私は面白く見ました。何より、「わかりやすかった」です。毎度のことながら、キャスティングが豪華で楽しく、それだけでも嬉しくなります。ちょっとしたデフォルメや、漫画チックなところもヨカッタ気がします。大泉洋の秀吉役、策士だけど憎めなさがマル妻夫木聡のダメぶりや、役所広司をウザ・キャラっぽくしたのが、新鮮で、ちょっと笑えました。私的には、満足 (ストーリー)本能寺の変によって織田信長が亡くなり、筆頭家...... more
あと、ゴーちゃんが「ガッチャマン」の百倍くらいよかった。
――というより、笑われていないと落ち着かないのかなあ、という気もしますね。
旗取りの話なんか、いらないっちゃあいらないし…(^^ゞ
文庫本なので持ち運びも便利なので、ゆっくりじっくり読みます。
三谷さん、少人数のワンシチュエーションお得意ですものね、会議の長秀のどうするんだろう?、に、つんのめりそうになったドキドキ感、楽しかったです☆。
映画だと第三者視点なので逆に深読み出来るという部分がありますね。
サクサクっと読めるので、ご興味お有りならば是非に。
別に出版社のまわし者ではありませんが…(^.^)
現代語でモノローグされてるのには、あざとさも感じましたが。
映画は、そこまで斬新に作れなかったのはなんでかなあ~と。
やっぱ金かかってるから、どこか無難に・・・ってのがあったのかもですね。