『小説 侍戦隊シンケンジャー/三度目勝機』 大和屋暁/協力:松井大
2013年 11月 30日
物語はTVシリーズの後日談ではなく、どこかに入るエピソードもしくは番外編といったところ。
丈瑠は志葉家十八代目当主で影武者の設定は無く(言及されず)、梅盛源太が既に参加しており、外道衆には筋殻アクマロが居らず、過去にシンケンジャーが戦ったアヤカシとしてナミアヤシとウタカサネの名前が出てくるので、TVシリーズに準じるならば二十一幕から二十七幕の間の出来ごとということになろうか。

また政府や警察などと志葉家及びシンケンジャーとの関係に触れているのは、これは小説版ならではかなとは思う。
ただ、やっぱり『シンケンジャー』は映像で見たい。
小説版は小説版で悪くはないと思うが(但し出来れば作者は変えて欲しい。親切なのか狙いすぎたのかわからない饒舌な描写にはやや閉口してしまう…)、TV版の(更に『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』の)「その後」の侍たちにもう一度会いたいものだ。
オリジナルキャストが集まれるうちに是非!