『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ/恐竜大決戦!さらば永遠の友よ』(2014)
やけに長いタイトルの<スーパー戦隊VSシリーズ>の最新作は、従来通りのキョウリュウジャーと『特命戦隊ゴーバスターズ』の共演だけでなく、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』、『爆竜戦隊アバレンジャー』、それに新番組『烈車戦隊トッキュウジャー』、合わせて5大戦隊が登場するという豪華版!
TVシリーズ及び夏の劇場版、全話を執筆した三条陸の脚本に、メイン監督・坂本浩一という組み合わせ。

地球に接近する巨大隕石、その正体はデーボスと並ぶ宇宙の戦神ボルドスだった。
かつて恐竜スーパー戦隊に敗れた者の復讐の念を吸収したボルドスはネオグリフォーザーとネオガイルトンを生み出し、デーボス軍と共闘。
更にヴァグラスのエンターとエスケイプも復活させ、恐竜スーパー戦隊の力「ダイノホープ」を奪い取ろうとしていた。
駆け付けたキョウリュウジャーとゴーバスターズだったが、その前に立ちはだかったのは何とティラノレンジャーとアバレッド!
彼らも既に敵の手に落ちていたのだ。
そしてキョウリュウジャーは敵の仕掛けた巨大な罠に嵌ってしまう…?!
従来のVSシリーズだと、2大戦隊の出会いから対立、そして共闘へというパターンになるのが多いですが、今回の作品は「1時間の中によくぞこんなに」と呆れるぐらい詰め込んでいるので(
DC版、熱望!!)、前作の
『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー』を踏まえて両戦隊は面識有り、冒頭からゴーバスターズはキョウリュウジャーとは別にデーボス軍を追っているし、中盤以降の逆転の切り札となる「スーパー戦隊獣電池」はドクター・ウルシェードと特命部が共同開発していた代物という設定になっています(
『スーパーヒーロー大戦Z』はなかったことになっているようですね)。
とにかくキャラクター多過ぎ!
敵も味方も大所帯です。
ジュウレンジャーからはゲキ、アバレンジャーからは伯亜凌駕、三条幸人の二人が素面で出てキョウリュウジャーたちと絡みますが、やはりレジェンド戦士だけあって存在感は抜群。
これにはゴーバスターズも若干霞み気味。
ただしこちらにも陣マサトの復活というイベント要素があるし、エンターとエスケイプも顔見世だけかと思いきやかなり出番が多く、辛うじてキャラを使い切ったなあというところですね。
そんな中でも坂本監督だけあって、アミィとヨーコとエスケイプの生身のアクションなどという美味しいシーンはきっちりと用意しているし、トリンを見てフリーズしかけるヒロムとか、「3、2、1、来ます!」とか小ネタもしっかり拾っています。
『キョウリュウジャー』と『ゴーバスターズ』の主題歌の使い方もグっとくるものがありましたし、ただヒーロー集めるだけで面白い作品が出来ると思ったら大間違いなのです。
ところで新ヒーロー『トッキュウジャー』は物語に一切関わりません。
エンディング曲が流れても出てこないので「あれあれ…?」と思っていたら……
なんとエンドロール後に大々的なお披露目が!
生き残ったネオガイルトンがネオメサイアに進化、と思いきや、そこに現れたのがトッキュウジャー。
かなーりぶっ飛んでるというか、脱力系?な印象を受けましたが、本編始まったらこれが格好良く化けてくれるんでしょうか。
【ひとりごと】
西興一朗と富田翔は違和感ないですが、引退していたとはいえ望月祐多(「祐」ではなく、正しくは「示」+「右」)はチトきつい。
あの頃の面影は……ないですねえ。
ちなみにマンモスレンジャー、タイガーレンジャー、プテラレンジャーの声はそれぞれオリキャスの右門青寿、橋本巧、それに千葉麗子が担当してます。