『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』(2013)
2014年 01月 26日
放映が始まって1クール過ぎているのに、未だ見る気の起きない『仮面ライダー鎧武』。そのせいでこの劇場版もなかなか食指が伸びず、このままだと<平成ライダー>映画初の劇場スルーになっちゃうかなあと思っていたけれど、いよいよ上映最終日が近付いてきてようやく重い腰を上げた。今回の「MOVIE大戦」は二部構成。『ウィザード』編で始まり、『鎧武』編に移ると途中でウィザードが合流するという流れ。前回とは趣向を変えてきてますな。
第一部は『仮面ライダーウィザード/約束の場所』、TVシリーズ終了後を描いた完結編。
謎のファントム・オーガが出現、最強を目指すために晴人の中にいるドラゴンを喰らおうと晴人を絶望に落とすべく、奪った「ホープ」の指輪でコヨミを実体化させ、晴人を襲う!
まー、晴人ったらどんだけコヨミが好きなんだよ~!と言いたくなるくらいベタ甘な内容で、多分に美化されてることもあってコヨミもカワイイ。晴人はコヨミに恋愛感情は抱いていないというのが演出サイドのスタンスらしいけど、白石隼也は独自の解釈で晴人を演じ、とてつもなく胸キュンな映画に仕上がってる。
瞬平は一応出番が与えられているけれど、仁藤があっさりとビーストへの変身能力を取り戻していたり、凛子ちゃんの存在感が薄いのと、3人の仮面ライダーメイジ(特に真由ちゃん)の出番が少なすぎるのと…まあ不満を上げていくとキリがないけど、『仮面ライダーウィザード』のお話としては綺麗に終わってるんじゃないかな。最後の『鎧武』パートへの引き継ぎ部分がなければ。
第二部は『仮面ライダー鎧武/戦極バトルロワイヤル!』、こちらはTVを全く見てないので、シリーズに組み込める内容なのか番外編なのかは不明。主人公たちが別世界へ飛ばされるという展開だから、その辺りは如何様にもエクスキューズ出来るんだろう、いつものことだが。
そこは平成ライダーたちが「武神」と呼ばれ、それを守護者にした武将たちが群雄割拠、天下取りを目指している戦国時代みたいな世界だった。それに巻き込まれる鎧武たち、更にはウィザードやビーストも参入して、というお話。
高橋龍輝、加藤慶祐、岩永洋昭、木ノ本嶺浩、山本ひかるら<平成ライダー>所縁のキャストが武将たちを演じ、またまたライダー同士で潰し合いをするというウンザリな流れはさておき、全体としては案外まとまっているなあと感じた。自分好みの世界観かと言われればノー、だけど。
シリーズを通して「俺が最後の希望だ」と言い続けてきた割にあまり頼りがいのなかった晴人が、先輩ライダーらしい貫録を見せ、その意味でも『ウィザード』完結編に相応しいものになっていたのかな。そういや『ウィザード』最終回(番外編とも言う)で、ウィザードと鎧武は面識ある筈なのだが、初対面ぽい会話だったなあ。アレはやっぱりなかったことに…?
しかし、まだ『鎧武』のTVを見たい気分にはなかなかなれない。
このまま最終回かな~。
【ひとりごと】
ラストに佃井皆美ちゃんがチラっと顔見せ♪
今日放送分からTVにもレギュラー出演してるらしい…ってことは、見るしか?!
次はこれか……。
五つ星評価で【★★期待はしてないから】 ウィザード編は 平成ライダー随一に可愛くて不憫なキャラ、コヨミちゃんと 平成ライダー随一に千原ジュニアに似てるライダー、ウ ...... more
鎧武とウィザードのMOVIE大合戦を見てきました。 「仮面ライダーウィザード 約束の場所」 本編終了後の物語。コヨミの指輪を眠らせる場所を探していた晴人の前に、食らったファントムの力を自分の力とするファントム・オーガが出現した。オーガは既に人造ファントム研究...... more
ウィザードと鎧武、 それぞれのパートの話が別立てであり、 最後は共闘のパターン。 前半のウィザードパートは良かった。 TVシリーズその後の話で、 この話を持って本格的に完結したかんじ。 晴人の中はコヨミの思い出が詰まった美しい世界なんだな。 仁藤くんがかっこ...... more
【監督】田崎竜太 【出演】佐野岳/白石隼也/小林豊/高杉真宙/奥仲麻琴/永瀬匡/志田友美/久保田悠来/山口智充/戸塚純貴/高山侑子/小倉久寛/JOY/敦士/他 【公開日】2013年 12月14日 【製作】日本 【ストーリー】 謎のファントム・オーガが出現した。オーガは他のファントムの能力を自分のものにする恐ろしい存在だ。最強のファントムを目指すオーガが狙うのは晴人の中に...... more
「ウンザリ」って言葉が本当にピッタリなのが困りますよね。
昭和ライダー応援します。(笑)
「ウィザード」の最終回としては、良い作品だったと思います。
自分で自分を補完するあたりも・・・・。
「鎧武」は、まああんなもんです。
ゲストは懐かしかったけれど・・・。
まあ今度の映画、出演者も然ることながら、問題は音楽なんだよなー。
菊池俊輔メロディーが流れてこないと、どうしても昭和ライダーを見た気にならないからねー。
『レッツゴー!仮面ライダー』では主題歌「レッツゴー!ライダーキック!!」、『フォーゼ&オーズ』では「戦え!七人ライダー」のインストが使われたけど、あれだけじゃ物足りない。
『オーズ』の劇場版の「暴れん坊将軍」のテーマぐらいジャンジャン使ってくれないと!
最初にストーリーを聞いたときはコヨミの復活なんて蛇足だと思っていたのですが、TV版ではコヨミ不在の最終回だっただけに、全員揃った今回が本当の最終回なのだなと感じました。
『ライダー大戦』は速水亮、菅田俊氏の出演も発表されましたが、オリキャスを起用する意義をちゃんと持った脚本であることを願ってやみません。