『本能寺の変 431年目の真実』 明智憲三郎
2014年 04月 13日
明智光秀の子孫が「本能寺の変」の謎を解き明かす、という三面記事的な興味で読み始めましたが、ミステリー小説を読んでいるかのような緊迫感がありました。
専門家ではないので、ここで引用している資料の信頼性や内容の正当性、はたまた真偽などはわかりませんし、もしかするとそもそもの立脚点に大きな落とし穴があったりするのかも知れませんが、一読する限りではなかなかの説得力があるように思えます。
光秀のみならず、戦国の三英傑――織田信長・豊臣秀吉・徳川家康――に対する見方も変わりますし、この説をベースにした小説なり映像なりが作られれば、より多くの人の歴史観に一石を投じることになりそうです。
【ひとこと】
この流れで行くと「天海僧正=明智光秀」説にまで行き着くかと思いきや、一切触れられませんでしたね…。