『機動戦士ガンダムUC/episode1 ユニコーンの日』(2010)
2014年 04月 17日
宇宙世紀0096、連邦やアナハイムを陰で操っていると噂されるビスト財団は、秘匿されていた最重要機密「ラプラスの箱」を、ネオ・ジオンの残党「袖付き」に引き渡そうとしていた。戦争を止めたいと願う謎の少女オードリーは、取引場所となる工業コロニー<インダストリアル7>へ密かに降り立ち、そこでバナージという少年と運命的な出会いを果たす。オードリーの熱意にほだされたバナージは彼女を援け、大きな歴史の渦に巻き込まれていくことに――!
小説が出た時は飛びついたのですが、読みづらかったり設定が複雑だったりで途中で挫折。そこでアニメ化に期待したのですが、完結までが長丁場になることが予想されたのである程度まとまってから、などと考えて長く封印しておりました。
しかしそれもようやく完結が近付いたこともあり、遂に解禁。『ガンダム』というより、やはり『Zガンダム』以降の作品の流れを汲んでいる雰囲気ではありますが、宇宙世紀を舞台にした物語で、ジオン・ダイクンとかブライト・ノアなどという名前が出てくると、例え本人が出てこなくても高まるものがあります。
今回は第1話ということもあって物語の導入部、本格的な展開は2話以降なので評価はまだ保留ですが、約1時間という長さで全体的なクオリティもなかなかなもの。ソフト発売に先駆けて劇場公開されていることもあるので、「OVA」ではなく「映画」扱いにしておきます。
思えばこの作品のヒットが、『宇宙戦艦ヤマト2199』実現への後押しになったのは間違いないのでしょうね。