『エンドア/魔空の妖精』(1985)
2014年 05月 04日
May the Force be with you!
今日はルーカス・フィルム公認、そして日本記念日協会も認定した「スター・ウォーズの日」。
”May the 4th(5月4日)”に引っ掛けた語呂合わせだけど、すっかり浸透してきたってコトで。
で、「スター・ウォーズ」関連で何か見ようかなと考えて、思いついたのがこの作品。
劇場公開された「スター・ウォーズ」作品で唯一未見だったんだけど、この機会に遂に見ちゃった~。
EP6「ジェダイの帰還」に登場したイウォークはたちまち人気者になったそうで(今じゃ殆ど忘れられてる気がするけど)、彼らを主人公にしたスピンオフ・ムービーが2本作られておる。
一本目が『イウォーク・アドベンチャー』、そして続編となる2本目がこの『エンドア』。
ムービーといっても元々はどちらもTV番組で、他国では劇場公開されたというワケ。
『イウォーク・アドベンチャー』の方は映画館に見に行ってるんだけど、こっちはとうとう行かず仕舞いになっちまいました。
ちなみに今は2作品まとめてDVD化され、『スター・ウォーズ/イウォーク・アドベンチャー』が統一タイトルで、それぞれ「勇気のキャラバン」「決戦!エンドアの森」というサブタイトルが付くようになったので、こちらは『スター・ウォーズ/イウォーク・アドベンチャー~決戦!エンドアの森~』が正式タイトルってことになったんだろう。
前作でようやく両親と再会したメイスとシンデルの兄妹。宇宙船の修理も終わり、いよいよ故郷の星に帰れるという矢先に、凶悪なテラク率いる軍団がイウォークの森を襲い、両親もメイスも殺されてしまい、シンデルもウィケットたちと共に捕まってしまうという大胆かつ悲劇的なオープニング。
この設定、ファミリー・ピクチャーにしては(しかもTV映画としても)ちょっとハードな幕開けだと思いますがね。
何とかシンデルとウィケットは逃げ出し、森の中で偏屈な老人ノアと出会い、結果的にはノアの手助けでイウォークも救いだし、流石は「スター・ウォーズ」世界最強生物のイウォークだけあって、最後は何とかテラクをやっつけてメデタシメデタシ。
かつて宇宙飛行士だったノアは自分が乗ってきた宇宙船を修理して、晴れてシンデルと共にエンドアを後にするという展開なので、出だしはハードでも後は結構のんびりまったりほのぼのムードな内容ではあるんですが。
まあこんな作品を「スター・ウォーズ」の1エピソードだと認めたくない人も多いでしょうし、無理して見なきゃいけないとも思えないし、最近の流れからするとこの作品もなかったことにされかねないですが、この時期のルーカスの動きを抑えておくためにも案外貴重な作品かもしれません。多分この作品をテストケースにして『ウィロー』を作ったんだと思うし。
「ウィロー」は「スター・ウォーズ」「インディ・ジョーンズ」に次ぐルーカスにとっては第三の柱とも呼ぶべき思い入れの強い作品らしく、他作品ほどじゃないけどスピンオフ作品等々あるんだけど、日本じゃさっぱりだ(スピンオフ小説の翻訳も途中でストップしちゃったまま)。
「フラッシュ・ゴードン」の映画化が叶えられずに「スター・ウォーズ」が生まれたように、「ウィロー」も「指輪物語」の映画化が頓挫して生まれた代物だという話だけど…?
【ひとりごと】
ところでEP7~9にイウォークって再登場するかなあ???