『機動戦士ガンダムUC/episode4 重力の井戸の底で』(2011)
2014年 05月 14日
物語は地球へ。
ギルボアを自らの手で殺めてしまったことによって自分を見失いかけているバナージは、「袖付き」のガランシェール隊と同道することになり、連邦とジオンの懸け橋になれるのではないかと幻想を抱いていたリディは、政府高官である父からマーセナス家の秘密を聞かされ、その矜持が崩されていく。そしてミネバはなおも自らの進むべき道を模索中ながら、幽かな光を掴みかけようとしている…といった第4話。
このエピソードからロンド・ベル隊司令としてブライト・ノアが登場。出番は少ないながらも、シリーズを代表する独特の背景を持つキャラクターが現れることによって、物語が一気に引き締まった感がある。ラー・カイラムの艦長室にはさりげなく?アムロの写真も飾ってあるようだが、今後の物語への関わりに大いに期待させられる。
それにしても連邦、ネオジオン入り乱れての戦闘状態に政治劇、この物語が間違いなく『Zガンダム』や『逆襲のシャア』の延長線上にあることを思い起こさせてくれ、嬉しい限りだ。