『人造人間キカイダーメモリアル』
2014年 05月 19日
新作映画『キカイダーREBOOT』公開に併せ、オリジナルTVシリーズ全43話(劇場版はオミット)を70分に再構成。
以前『キカイダーメモリアル/25年目の再会』という総集編ビデオが発売されていたが、それとは別物。あちらは続編シリーズ『キカイダー01』も含めて90分でまとめていたが、こちらは『キカイダー』単独。
ナレーションはジロー役の伴大介。
前回の総集編に比べると尺の余裕があるので見やすくはなっているものの、70分とは言いながらも第37話以降ハカイダーが登場してからに40分近くを割き、ダーク破壊部隊をメインにした「動く怪人図鑑」でもキカイダーのアクション中心というわけでもなく、さりとてジローとミツ子に絞ったドラマ中心でもないという構成になってしまったのは致し方ないか。
とりあえず『人造人間キカイダー』という作品がどんな感じだったかは押さえている。
ナレーションがただの説明なのか、それともジローとしてのものなのかは判然としないが、オリジナルキャストとはいえ、声が掠れて耳障りな部分があるのは残念。
またオーディオ・コメンタリーは伴大介に加え、服部半平役のうえだ峻とプロデューサーの吉川進を交えたものだが、資料価値はあるかも知れないが、こちらも年齢を感じさせるトークなので聴いていて辛い面がある。
なお特典として予告編集が付いているが、1話はなく2話から最終話までで、<東映まんがまつり>の劇場版も『01』の1話もないのがやや残念。発売時期の関係だろうが『REBOOT』も予告編ではなく特報である。
さて新作映画『REBOOT』だが、試写会などでは好意的な反応が多数。
ゲスト出演した『仮面ライダー鎧武』でのコラボは微妙だったが、新生「キカイダー」には期待したい。