『ロボットガールズZ』(2014)
2014年 06月 01日
往年の東映アニメーション製作のロボットアニメの主人公たちを、擬人化、女の子化しちゃいました~というギャグアニメ。
世界征服を狙うドクター・ヘル率いる地下帝国から、練馬区大泉学園光子力町を守るZちゃん、グレちゃん、グレンダさんらロボットガールズの活躍?を描く。
元々は東映ビデオのDVD販促キャラ「東映ロボットガールズ」として誕生したのが3年前。
それから色々な展開があって、今年に入ってとうとうTVアニメ化!
…と言っても東映チャンネルでの放送でしたけど。
それがDVD&Blu-ray発売に先駆けての劇場公開!
つまりは昨今流行の販促狙いのイベント上映ってことなんでしょう。
第1話「驚異!ロボットガールズZ」から「恐怖!地下帝国の事情」、「衝撃!沼津沖大決戦」、「競演!!ロボットガールズ大運動会」、「困惑!?謎の美少女登場」、「湯けむり♡温泉大作戦」、そして新作となるスペシャルエピソード「白熱!超銀河大戦争」を挟んで、第7話「激闘!あしゅら男爵の逆襲」、8話「ショック!!!!!光子力町最期の日!」、9話「ロボットガールズZ!暁に死す!!」までの10エピソードを連続公開。
まあ一話一話は短いし、ダレもしないし飽きもしません。
ベースになっているのは『マジンガーZ』と『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』で、「原作」を冠されているのも永井豪。
あしゅら男爵と共にロボットガールズに襲い掛かる機械獣ガールズもガラダK7、ダブラスM2、キングダンX10、グロッサムX2ら懐かしい名前が並んでいます。
途中からゴーゴン大公だの獣魔将軍!だのが出てきて、ラスボスが暗黒大将軍というのもツボを押さえてますな。
またZちゃんたちは正式には「ロボットガールズ チームZ」で、他にもジーグさん、ゲッちゃんの「チームG」、ダンダン、ガイちゃん、ガッキー、バラたんの「チームT(元々のロボットガールズ企画は彼女たちからスタートしてる)」がいてゲスト出演。
更には最終話にはピンチのチームZを救うために全員集合するという胸熱の展開も待っています。
しかもこの場面に流れるのが ささきいさお の歌う「いざ行け!ロボット軍団」とは…!
しっかし同じ永井豪:原作の『ゲッターロボ』と『鋼鉄ジーグ』、東映アニメオリジナルの『大空魔竜ガイキング』『マグネロボ ガ・キーン』『超人戦隊バラタック』は良いとしても、松本零士:原作の『惑星ロボ ダンガードA』を一緒くたにしてしまうのは問題なかったんですかね。
一応版権表示には「松本零士」の名前もありますけど……。
またプロデューサーは続編があれば『ゲッターロボG』や『ゲッターロボ號』『ガイキングLOD』を出したいと言ってましたが、そのうち『機甲艦隊ダイラガーXV』やら『光速電神アルベガス』やら『ビデオ戦士レザリオン』やらも出てくるのかしらん?
予備知識もなく全然期待してなかっただけに意外に楽しめましたけど、やっぱりオリジナル同士の正当な共演作が観たくなっちゃいますねー、<まんがまつり>世代としては。
【ひとこと】
Tジョイ大泉で鑑賞しましたが、劇中にはこの映画館の周りを含め、見慣れた大泉学園の街並みが…。
そういや先日観た『俺たち賞金稼ぎ団』も撮影所含めてこの界隈がよく出てきたっけな。
五つ星評価で【★★★日本のコンテンツ力の底力をこんなもんで見なくてもいいのに見てしまった、みたいなほのかな罪悪感もちょっとステキ】 スーパーロボットを美少女化。 も ...... more
ゲッターロボの濃ゆい石川節をアニメで見たいですね。これが嫌いって訳ではないですけど。
個人的には「ゲッター」はTVアニメ版オンリーで、流竜馬は空手キチ○イじゃなくてサッカー部キャプテンの優等生、神隼人も過激派学生じゃなくてハーモニカ吹いてるクールなヤツじゃなきゃダメ!