『飛び出す人造人間キカイダー』を見直した。
2014年 06月 10日
『キカイダー/REBOOT』も面白かったけど、リアルタイムでオリジナル版に夢中になった身としては、やっぱりこっちだよね~。
最初見た時は「つまんねー」とか思ったもんだけど、何度も観てると愛着がわいてくるし、脳内補完もされてくるので段々傑作に感じられてくる……とまではいかないか。
ダークの今度の計画は五大都市を破壊すること。
この五大都市は東京、大阪、名古屋、横浜、札幌だそうなので、じゃあ九州に疎開すれば助かるかな。四国や東北地方でも大丈夫っぽいな。
それを指揮するのは新怪人(ロボット)のマダラスナトカゲで、彼の元には新生ダーク破壊部隊20人衆という、要するに劇場版の目玉であるところの再生怪人軍団がアンドロイドマン並みの強さでキカイダーを襲うんだけど、何故かカイメングリーン他数名が名乗らせて貰えないという悲劇。尺の都合かな。
ダークが暴れるのは鳥取砂丘と横浜ドリームランド。
TVのスケジュールの合間によくロケ行ったなあという感じだけど、なんで横浜はともかく鳥取なのかはよくわからん。破壊計画にもないしねえ。
一応はゲストヒロインの思い出の地であるというエキュスキューズと、もう一つ行方不明の光明寺博士の消息を追ってミツコとマサルとハンペンが、というもう一つのエクスキューズも用意されてるけど、別に鳥取じゃなくてもいいじゃん。タイアップの都合だけなのかな。
逃げる際にキカイダーはサイドマシンに、ミツコ、マサル、ハンペン、それにゲストヒロインを乗せるんだけど、サイドカー5人乗りはムチャすぎるでしょうに。
ダークの計画をカメラ目線で得意げに説明するプロフェッサー・ギルに、画面外の子どもたちからツッコミが入ると激高するとか、「僕はこんなヤツに負けない。立体メガネで応援してくれ!」と語り掛けるジローとか、こういう演出って好きじゃないんだけどあの頃の時代を象徴しているようで、今見ると微笑ましいね。
まあ33分という上映時間は見応えあるし、『キカイダー/REBOOT』に託けて劇場で公開してくれないかなあ。もちろん赤緑メガネのプレゼント付きで。
一度はおっきなスクリーンで見てみたい一本。
ところで伊豆肇って色々な子供番組に出てくるけど、実際のところ演技力ってどーなの?
過去記事はこっち。