『帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー/100 YEARS AFTER』(2014)
2014年 06月 25日
100年後――西暦2114年の世界、デーボス軍が再び復活した。
賢神となったキャンデリラは賢神見習いラッキューロと共に、ダイゴたちの子孫を集めて新生キョウリュウジャーを結成して立ち向かわせるが、6人は地味な配色のヒーローに変身してしまい、本来の力を発揮出来ずに敗北を喫してしまう。
はたして彼らは本来の色に気付き、真の力を取り戻すことが出来るのか――?!
<スーパー戦隊>恒例のVシネで、『侍戦隊シンケンジャー』や『特命戦隊ゴーバスターズ』は番外編だったが、今回は『天装戦隊ゴセイジャー』に続くTVシリーズの続編。
しかも舞台は100年後と思い切り振り切った作品に。
先代のキョウリュウジャーたちとは似ていたり似ていなかったりの子孫たちを、当然ながらオリジナルキャストたちが愉しそうに怪演。
1年を通しての彼らの成長ぶりが伺えるのも嬉しい。
物語は過去と未来、両方がドッキングするので(『X-MEN』の最新作みたいだ)、二役の演じ分けも見どころだ。
実は今回の真の主役は、キャンデリラ(とラッキューロ)。
改心した彼女たちの奮闘にも注目で、またまた戸松遥は声だけじゃなく人間体のキャンデリラとしても出演、しかもピンチのキョウリュウジャーたちを勇気づける歌(主題歌)まで披露するという優遇ぶり。
確かに彼女はアイドル声優としてルックスも群を抜いているので、単なる楽屋落ちのお遊びに終わらせない説得力はある。
またTVの最終回とは若干矛盾が生じてしまう展開もあるものの、シリーズでは零したソウジと勝山りんとの恋の行方をフォローしてくれたり、弥生ウルシェードのダイゴへの想いなどを拾ってくれていたりと、スタッフのやる気(?)が感じられる。
更なる展開を期待させる結末も良いので、このまま未来篇をVシネでシリーズ化、なんていうのも実現すると面白そう。
監督は<スーパー戦隊>を知り尽くした男(?)竹本昇。
ただ女性キャストの厚遇ぶりから考えると、坂本浩一監督でも観てみたかった気もする。
東映ビデオ:帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100YEARS AFTER 感想 私だ 本日DVD・Blu-rayのレンタル&発売です 超全集やスペシャル獣電池 100YEARS AFTER.ver付属版も同時発売 あらすじ 2014年の獣電戦隊キョウリュウジャーの戦いから100年の月日が流れた2114年 ...... more
ここ数年すっかり定着した、戦隊本編終了後のVシネ続編というか番外編、キョウリュウジャーを観ました。 テレビ本編とは違い、自由にやれるというか自由過ぎて、どんどんセルフパロディな傾向は昨年のゴーバスターズでもありましたが、100年後の話という事で、そえぞれの子孫を出す事によって、やっぱりセルフパロディ感が強いですね。 事前情報で分かっていた事ですが、キングの子孫のダイくんがキョウリ...... more