『MV SERIES ヤマトよ永遠に』
2014年 08月 02日
8月2日の土曜日――といっても1980年のですが、この日は『ヤマトよ永遠に』の公開日。
なので『永遠に』見直そうかなとも思ったんですけど、時間もないので手っ取り早くMVを鑑賞。買ったばかりでまだ見てなかったもので。
発売が延期になったのはオリジナルマスターの劣化が酷く、修正作業に時間を取られたからという理由らしいですが、それでも全体的にかなり画質が悪いですね。特に<ワープディメンション>後のシネスコ部分は、ダビングを重ねたビデオテープのようにぼやけたものになってます。
ま、それはおいておくとしても、納得いく構成ではありません。
1曲目が「二重銀河」でまずビックリですが、次が「未知なる空間を進むヤマト」でイカロス天文台からの発進シーンから連続ワープ、中間基地殲滅、暗黒星雲突入、デザリウム崩壊まで一気に見せるなんぞ合わない合わない。
3曲目にしてようやく重核子爆弾が太陽系を席巻して地球へ到達するープニングの映像を持ってくるのですが、流れているのがピアノを主にした「暗黒星団帝国」のモティーフで、これってまるで『宇宙空母ブルーノア』第1話の冒頭みたい(…って誰もわからんか)。
かなり後半部分で古代たちが地球から脱出するシーンを持って来たり、尺を合わせるためか止め絵を多用したり、何故だか知りませんが同じシーンを繰り返し流用したりと見ていて辛かったです。
『永遠に』の曲ではない『新たなる旅立ち』の「新コスモタイガー」が丸々使われていたのは英断かな。
面白いなと思ったのが「銀河伝説」。
本編では使われずに「愛の生命」が流れてますが、そのシーンに合わせているので、「もし」が楽しめるというワケですな。
しかし歌モノでさえ邪魔っけでノーサンキューな状態なのに、今回は雪とアルフォン少尉の会話シーンで、なんと台詞付き!
これはいらないわ~。
第4弾はこれまた発売延期の『新たなる旅立ち』だけど、どんな出来なのか期待ナシの不安だらけ……。