『ホビット／思いがけない冒険』

『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前の世界を描いた前日譚で、『ロード・オブ・ザ・リング』同様の三部作で描かれる、その第一部。
３作目の公開はまだちょっと？先だけれども、２作目のソフトも発売されたので、ここらで一度おさらいを。

『指輪物語』を３本の映画にまとめるに当たっては、かなり割愛したり改変したりしているので原作ファンには不満の残るところでしょうが、『ホビットの冒険』は『指輪』よりも短いので逆に原作にないシーンやキャラクターを登場させ、水増しを図った結果やはり原作ファンには不満が残ったやも知れません。斯様に原作付きの映像化は難しいものであります。

それよりもスケールもテイストも違う『ホビット』と『指輪』を、一つの長大なサーガとしてまとめるために色々とすり合わせを行った結果、『ホビット』原作にあった牧歌的な雰囲気が失われたことにガッカリな人が多いのかな。
まあこの辺りは『ホビット』三部作が完結し、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作と一繋がりの作品となった時に、改めて検証してみたいと思いますね。

それにしても同時公開だったこの１作目は思うように成績が伸びず、２作目は本国より２か月半も遅れての公開だったのに、２作目は１作目よりも成績が良かったと見えて、今度の３作目は一転して世界に先駆けての公開になるとは安定してないシリーズですな。

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