『ウィキッド』、前人未到の(?!)14回目鑑賞!!
2014年 08月 22日
観賞直後はすぐにも次が観たい!なんて盛り上がっていたのですが、日を経るにしたがって段々と熱意も薄れ流石に飽きも来て、もう打ち止めでもいいかなあという気持ちにもなってきてしまいました。
そうこうしているうちに東京公演の千秋楽も決まってしまい、少しは焦りも出てきたのですが、自分の中で今一つ燃えるものがなかったのですが、ここへ来てやはり観ておかないと後悔するだろうなという気持ちが勝ち、1年ぶりの四季劇場「海」です。
メインキャスト8人中、お初なのはグリンダ、エルファバ、ネッサローズ、マダム・モリブル、ボックと5人もいます。
かなり若返った感じですね。

どのくらいキャリアのある方かわかりませんが(少なくても四季では4~5年ぐらいのようですが)、多分若手の注目株なんでしょうね。
また演出が変わったのか、彼女の独自解釈なのか、歴代のグリンダと比べるとアクションや台詞回しに随分と違いが。
とはいいつつも、全体に歴代のコピーっぽさも感じられるのはこれは仕方ないでしょう。
通算すると彼女は7代目くらいのグリンダ役で、僕自身にとっても4人目のグリンダですから。
また台詞などの若干の違和感は、彼女が韓国出身の所為もあるのかもしれません。

エルファバも頑張ってます!というのはひしひしと伝わってきますが、この方は歌い方や台詞回しに特徴があるというか癖があるというか…。
ただ「おバカ」のタイミングとか「キラキラ~キラキラ~」の件は上手く表現しているし、歴代で一番ドスの効いた喋り方も出来るので、色々な面でのギャップに味がありますね。
フィエロは1年前と同じ人ですが、鈍重というのとは違いますが、動きにちょっとキレがない感じ。
ラストの案山子男の動きも微妙です。
マダム・モリブルは、従来のキャストの方々に比べるとちょっと線が細いようで。
ネッサローズは可もなく不可もなくで、ボックはどちらかというと不可の方かなあ。
ただ「魔女を殺せ」は一番ストレートに声が出ていた印象があります。
今まで観た方が辛そうに歌っていたもので。
ディラモンド教授は端正で穏やかな感じですが、鳴き声がイマイチ。
そしてオズの魔法使い陛下は唯一の初演キャストでしたっけ、流石の安定感です。
ということで最初は今更『ウィキッド』なんてなあと思いながら観ていたのですが、最後の「あなたを忘れない」では泣かされました。
ストーリーの展開や物語世界の設定には納得しがたい部分も多々ありまして、毎回毎回脳内補正をしながら鑑賞しているのは確かなのですが、やはり好きです、この作品。
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