『アベンジャーズ』
2014年 08月 26日
予備知識なしでいきなりこの作品観た人がどう思うかわからないけど、最初の方できちんと各人の紹介がなされ(”大物”のトップバッターがブルース・バナーなのは、キャスト変更があったから早めに観客に馴染ませようってこともあったんだろうね)、そのバックボーンの全ては無理でもその一端だけでも見せてくれるという親切設計。
で、これだけ個性的で我の強い連中がすぐにまとまるワケもなく(おまけに首謀者がニック・フューリーだし)一悶着も二悶着もあり、ここでこれまで各作品の橋渡しをしてきたエージェント・コールソンを大々的にフューチャーし、結果的に彼らが団結することに。
また決戦が始まると、百戦錬磨のキャプテンが的確な指示を出し、猛者連中を上手く使う使う。
あのトニーでさえ、最終的にはキャップを認めてるしね。
「アベンジャーズ」といいつつ、同列に並べるには彼らはあまりに個々の戦力差があり過ぎるのだけれど、このキャップの指揮ぶりにその辺りは気にならなくなるという展開の巧さ。
途中まで圧倒的に優勢だったロキが、最後は気の毒になるくらい…。
「アベンジャーズ・プロジェクト」も今度公開の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で一区切り付いて、次はいよいよパート2となる『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。
今度も奇跡的な強者集結ムービーとなるのか、それとも奇跡は一度しか起こらないのか――?
【ひとりごと】
コールソンの上着のポケットにあったという、血まみれのキャップのカード。
その後のマリア・ヒルの台詞「あれ、ロッカーにあったものですよね?」はてっきりコールソンが生きてるという伏線なのかと思ったんだけど…?
TVシリーズ『エージェント・オブ・シールド』に出てくるコールソンは、「生きていた」んじゃなくて「死んで、何らかの力で復活した」ということらしいので色々と謎は残る。
しかし生き返ったコールソン、自分のお宝が血まみれにされたことを知ったら、フューリーに怒りまくるんじゃなかろうか…?