『スター・ウォーズ/暗黒卿ダース・ヴェイダー』(上) ジェームズ・ルシーノ
2005年 12月 19日
著者はジェームズ・ルシーノ。
とりあえず上巻だけ読み終わったが、小説だからこそ描けるアナキン=ヴェイダーの内面描写が興味深い一篇に仕上がっている。

全てのクローン・トルーパーがこの命令に従ったわけではなく、一部では命令を拒否した者もいたことが明かされる。これはジェダイと長い間共に戦ううちに芽生えた、”戦友”という感覚によるものだと説明されるのだが、それによって虐殺を逃れたジェダイたちがおり、ここにダース・ヴェイダーの出番となる。
しかし、重たくて歩きにくい足、大きすぎてライトセーバーを握りにくい手、頭を90度に曲げないと足元さえ見えないマスク、ひどいかゆみを起す合成皮膚、それに呼吸器の音がうるさくてろくに眠れない等々、新しいボディーの出来の悪さに苛立ちを隠せず、ボヤキまくりのヴェーダー卿が可笑しい。既にヴェイダーは強大な悪の権化ではなく、悲劇的な憐れな人物だと認識されているということだろうか。

どうも、インクジェット紙対応の僕です前々からちょっとずつ読んでた スターウォーズノベル最新刊「暗黒卿ダース・ヴェイダー」(原題:Dark Lord: The Rise of Darth Vader)がついに読み終わりました。ちなみに、内容は・・・(以下コピペ)共和国とジェダイ騎士団は滅び....... more