『猿の惑星/新世紀(ライジング)』(2014)
2014年 09月 22日
前作『猿の惑星/創世記(ジェネシス)』から10年、人類は猿インフルエンザの影響で絶滅の危機に瀕し、免疫を持つ一部の人々だけが細々と生き延びており、一方で蜂起した猿たちは、シーザーの指導の下で一大コミューンを築き上げていた。
新たなエネルギー源を求めてダムを再稼働させようとした人間たちのグループは、そうと知らずに猿たちのテリトリーに侵入してしまい、互いの存在を知った両者は一触即発の状態を迎えてしまう。
シーザーと人間側を代表したマルコムの二人は戦争を望まず、平和裏にことを解決し共存の道を模索しようとする。
しかし両陣営にあって、互いの憎悪と不信感を拭えない者たちが暴走をはじめ、遂に一大騒動へと発展してしまう…。
「猿の惑星」サーガのプリークエル第2弾。
終着点が決まっているだけに、想像を超えた驚きの展開というものはなく、あるべき姿へと淡々とかつダイナミックに物語は進行していく。
そこには親子や家族、ひいては仲間との絆、そして単純に善悪で判断できない立場の相違と葛藤が描かれる。
2作目ということで些か割り引いて見ていたのだが、ここまで格調高いというか、しっかりとした史劇調の作品になっているとは想像外だっただけに、これは嬉しい驚き。
次回作ではまだ『猿の惑星』第1作へと繋がらないようだが、シーザーを中心とした物語には一応のピリオドが打たれ、世代交代も描かれるらしいとのこと。
サーガにどれほどの付加価値を与えてくれるのか、先が楽しみだ。
【ひとこと】
アンディ・サーキスに主演男優賞を!

SF映画の金字塔『猿の惑星』の新たにリブートしエピソード0的位置づけのストーリーを描いた前作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』から10年後の世界を舞台にした続編です。 出演はその ...... more

別に続けなくても良いのにと思いながら『猿の惑星:新世紀(ライジング)』を観てきました。 ★★ うん、別に続けなくても良かった。 前作のラストで、人類にとっては有害な猿の脳を活性化させるウィルスが世界中にパンデミックしていく様子が描かれていましたが、本作は...... more


名作SF『猿の惑星』の前日譚(たん)『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編。ウイルスによって滅亡状態に陥った人類と、遺伝子の進化を経て知能や言語を得た猿たちとの対峙(たいじ)が思わぬ事態を引き起こしていく。前作に引き続き、『ロード・オブ・ザ・リング』シリ...... more

先行上映で観ました。前作から10年後の話。森の奥で文明を築き進化を遂げた猿たち。一方、自らが生み出したウィルスによって絶滅の危機に瀕した人類。ゴールデンゲイトブリッジを挟んで、接触せず過ごしていたようだけど、人類が生き残るために必要な電気を再開させるた...... more

2011年に公開された「猿の惑星」シリーズの前日譚、 「猿の惑星 創世記ジェネシス」の続編。 これまでのが全部好きなので先行にて鑑賞 前作から10年後の世界を舞台に、猿の英雄シーザーに率いられ独自の文明を築き始めた猿の集団と、 存亡の危機に陥った人類が...... more

猿が主役になっちゃった。 人類目線で描いてきたシリーズの流れからいうと、これは本筋からちょっと寄り道したようにも思える前日譚。なんせストーリーテラーからEDクレジット順ま ...... more

☆☆☆☆- (10段階評価で 8) 9月13日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター9にて 16:45の回を鑑賞。... more

前作は、思えば革命の話だった。アルツハイマー治療薬によって“覚醒”した猿シーザー(この名前はいろいろなことを象徴している)は、群れのリーダーとして森に君臨している。妻帯し(奥さんの名前がコーネリウス!)、子がふたり(じゃないか)生まれ...... more

【DAWN OF THE PLANET OF THE APES】 2014/09/19公開 アメリカ 131分監督:マット・リーヴス出演:アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル、トビー・ケベル、ニック・サーストン、ジュディ・グリア、コディ・スミット=マク...... more


前作、猿の惑星:創世記(ジェネシス)を、当ブログは以下のように褒めている。 <「老い」とは 
<「親子の絆」とは 
<「人格」とは 
<「愛情」とは 
<「人権」とは
 <「尊厳」とは

 <な...... more

映画 『猿の惑星:新世紀(ライジング)(2D・字幕版)』 (公式)を本日、先行上映初日の第1回目で劇場鑑賞。採点は ★★★★ ☆ (5点満点で4点)。100点満点なら75点にします。 ざっくりストーリー 2020年代のサンフランシスコ。猿たちは驚異的な遺伝子の進化を遂げ、人類と接触しようとせず、森の奥に平和なコミュニティーを...... more

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編。前作から10年後の世界を描いている。 冷静に考えてみて、これって、人類そのものではないのか? この作品では、資源=電力の確保をめぐり、資源の有るところ=ダム、居住しているグループ=猿たちと、資源の欲しいグループ=...... more


横浜DeNAの中村ノリ、3度目のFA宣言するみたいですね。どこの球団が、彼のような我がままデブを採るのでしょうか。本当に、懲りない人ですなぁ。では、本日紹介する作品はこち... more

□作品オフィシャルサイト 「猿の惑星:新世紀(ライジング)」□監督 マット・リーブス□脚本 マーク・ボンバック、リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー□キャスト アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン■鑑賞日 9月20日(土)■...... more

ポスター A4 パターンC 猿の惑星 新世紀 (ライジング) 光沢プリント()写真フォトスタンド APOLLO商品詳細を見る 【Dawn of the Planet of the Apes】 制作国:アメリカ 制作年:2014年 自らが生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した 2020年代の地球。サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類 と驚異的な遺...... more

それにしても良く出来てるなぁ。 猿の表情凄いよね。 話自体は既視感ありありで先が読めまくりだったけど、猿の芝居は見応えあるわ。 猿を見せるために敢えて華の無い主役を起用 ...... more

作品について http://cinema.pia.co.jp/title/162643/ ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。 人類が、ウイルスで滅びかけている一方 高知能の猿たちは、シーザーをリーダーに、社会を形成。 うまく、棲み分けていたのに ある日、人間と猿が出逢ってしまう …… のみならず、 人間たちは、猿の棲家(HOME)へ、 足を踏み...... more

高度な知能を獲得した猿のシーザー(アンディ・サーキス)が自由を求めて立ち上がり、人類への反乱を起こしてから10年。 猿たちは進化を加速させ、森の奥に文明的なコミュニティを築いて平和に暮らしていた。 一方人類は、蔓延したウイルスによっておよそ90%が死滅し、わずかな生存者グループは、荒廃した都市の一角で身を潜めるように暮らしていた。 ある日、電力が底をつきかけた人間たちは、ダム...... more

【監督】マット・リーブス 【出演】アンディ・サーキス/ジェイソン・クラーク/ゲイリー・オールドマン/トビー・ケベル/ニック・サーストン/カリン・コノバル/ジュディ・グリア 【公開日】2014年 9月19日 【製作】アメリカ 【ストーリー】 天性のリーダーシップを備えた猿のシーザーが、仲間を率いて人類への反乱を起こしてから10年後。より勢力を拡大し、手話と言語を操る猿たち...... more

「猿の惑星」って、むか〜し、観ましたよ。 あれの続編なのかと思いながら観てきたのですが、ちょっと違ったみたいです。 第1作「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の続編という事でした。 知性を獲得した猿たちが地球の新たな支配者として君臨する過程なのか。 猿のシー...... more

「モールス」のマット・リーブス監督、「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェイソン・クラーク×「ロード・オブ・ザ・リング」のアンディ・サーキス主演。2011年公開の前作「猿の惑星:創世記」から10年後の世界、進化した猿たちと、生き残った人類との交流と、避けられ... more



猿の惑星のリブート作で2011年に公開され好評だった 『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編で、監督は 『クローバー・フィールド』のマット・リーヴスに バトンタッチされたSF映画『猿の惑星:新世紀 (ライジング)』が公開、3Dで観るか2Dのアトモスで 観るか迷いました…... more

猿の惑星 新世紀(ライジング) '14:米 ◆原題:DAWN OF THE PLANET OF THE APES ◆監督:マット・リーヴス「モールス」 ◆出演:アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル、トビー・ケベル、コディ・スミット=マクフィー、...... more

14-74.猿の惑星:新世紀(ライジング)3D■原題:Dawn Of The Planet Of The Apes■製作年、国:2014年、アメリカ■上映時間:130分■料金:300円(ポイント使用)■鑑賞日:9月20日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷) □監督:マット・リーヴス◆ジェイソン・クラーク◆...... more

自らが生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した2020年代の地球。 サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類と驚異的な遺伝子進化を遂げた猿たちのコミュニティーが ゴールデンゲートブリッジを挟んで存在していた。 人類のコミュニティーでは、衰退を食い止めるためにも、猿たちと対話すべきだとする者、 再び人類が地球を支配するべきだとする者たちが、それぞれの考...... more

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。 五つ星評価で【★★★★娯楽として王道】 単純に面白い。 いがみ合う二つの ...... more

DAWN OF THE PLANET OF THE APES 2014年 アメリカ 131分 SF/アクション/アドベンチャー 劇場公開(2014/09/19) 監督: マット・リーヴス 『モールス』 出演: アンディ・サーキス:シーザー ジェイソン・クラーク:マルコム ゲイリー・オールドマン:ドレ...... more

【概略】 猿のシーザーが仲間を率い、人類への反乱を起こして10年。猿たちと人類が森で遭遇し、一触即発の危機が発生する。 SF 前作「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の続編。 なんか、既に薬害で人類が死滅しそうな勢いと言う設定の本作…うーん、そこに行くまでの過程(この10年)が見たかったのに。前作のラストで「人間に対し反乱を起こして」という感じではなかったような気がするんだよね。あくまでアルツハイマーの新薬開発で飛躍的に知能が発達した猿たちが団結して人間社会から巣立っていった…と言う...... more

19日のことですが、映画「猿の惑星:新世紀(ライジング)」を鑑賞しました。 勢力を拡大し手話や言語を操るようになった猿たちは森の奥深くに、人類はわずかな生存者たちが荒廃した都市の一角に そんなある日、資源を求めた人間たちが猿たちのテリトリーを侵食したこと...... more

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編 でも、監督が変わったせいもあり、微妙にティストが変わったかな? SF作品から、アクションに?! 特撮技術は圧倒的だけに、素朴い第1作「猿の惑星」(1968)が懐かしくも感じられました。 新型ウィルスで9割方、人類が死滅してしまった、って冒頭が衝撃的!であると同時、やはり、あの名作へ続けねば… ってことから、仕方ないのかなぁ、と感じてしまったのでした。 個人的に、猿も人間も銃を持ったがゆえに、悲惨なことになるあたり、米社会への警鐘でも...... more

オリジナルの猿の惑星に沿った物語なら確かに結末は分かりきっていますけど、そこに到る過程でやはり様々なドラマがあったんだなぁなんて思えば、本作もまた前作同様見応えがあったと思いました。
でもこの新しいシリーズも3部作だと予想してたんですが、次回作でまだオリジナルに繋がらないとなると4部作以上なんでしょうかね?シーザーだけじゃなく、息子ブルーアイズの物語まで行きそうですね。
あんまり何本も何本もダラダラ続けたり、旧作(第一作)に直結するようなお話は望んでないので、ギリギリ本家と同じく五部作ぐらいなら許せるかなとは思いますが。
もしお話を続けるならどっかで歴史の分岐点を設け、そこからパラレルワールドで繋いでいく方がまだ面白いかも、なんて考えてしまってます。
その際にはティム・バートン版もきちんと組み込んで欲しいなあ。

一方で格調高さも感じるし、正に”史劇”と言っても良いかと。
ただ、段々と旧作の面影が感じられなくなってきているのも事実で、こうなると旧作もこのトーンでリメイクしないと、一大サーガとしては治まりつかないかも?