『なぜ時代劇は滅びるのか』 春日太一
2014年 09月 25日
感情的になるよりも、むしろ淡々と現状を分析してる風です。
「和田竜氏も驚愕!」…は自作『のぼうの城』がやり玉に挙げられていないからかな?
というか、作品名すら出てこない完全スルーなので、はたして著者が認めてるのか認めてないのかはわかりませんが……。
なぜ時代劇は魅力がなくなったのか?
役者がいない、監督がいない、シナリオが酷い、プロデューサーがダメ…
ご尤も、と頷くしかないですね、残念ながら。
この現状を打破する意欲的な企画を持ったプロデューサー、映画会社、テレビ局etcが現れないものでしょうかねぇ。
【ひとりごと】
これ、「時代劇」だけじゃなくて色々なジャンルに当てはまりそう。
「怪獣映画」なんかも絶滅危惧ジャンルだし…。
この本気になってました。
役者・監督・シナリオ・・・以前から不満だらけでした。
が、最近、見る側にも問題があるのかな?と思い始めてます。
時代劇に限らずですが、何でもかんでもリアリティを求めて、少しでもおかしなところがあれば糾弾する。それに萎縮してか、テレビ局もスポンサーも冒険しないのかな?なんて。
昔の時代劇、ホントに好きですけど、毎日見てると、長寿番組になればなるほど同じような話を設定を変えてしょっちゅうやってます(^^ゞ 突っ込みどころもたくさんあるし^m^ それでもファンは楽しんでた。
そんな「のんきな時代」だからこそドラマもやりたい放題、勢いもあったのかな~なんて。