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『宇宙戦艦ヤマト2199 第七章/そして艦は行く<BD・DVDバージョン>』(2013)

まさか「宇宙戦艦ヤマト」のリメイクが見られるなんて?!
――と思ってから1年半近く、ようやく完結した『宇宙戦艦ヤマト2199』。


雪の運命が毀誉褒貶すぎ、古代がそれに振り回されっぱなしなのは気になるものの、最後が「地球を飛び立つヤマト」から「明日への希望」へのコンボということで非常に映画的な大団円。
細かい部分で不満点は多々あれど、TVシリーズではなく先ずは劇場作品としてこのクライマックスを観られたことは望外の喜びであった。


『宇宙戦艦ヤマト2199 第七章/そして艦は行く<BD・DVDバージョン>』(2013)_e0033570_20172890.jpgところでこの第七章は製作が公開に間に合わず、やむを得ず幾つかのシーンを欠落させた不完全なヴァージョンで公開し、その当該エピソードがTVで放映されるのに合わせて本来ある筈だったシーンを復活させ、更にソフト版のリリースに際してリテイクを行った、という経緯があるが、こちらは最初の劇場公開ヴァージョンに間に合わなかったシーンを追加で構成した、本来あるべき公開版と呼ぶべきもの。イベント上映は行われたものの半ば幻となっていたのだが、今回WOWOW放送版ではこちらを採用しているので初めて観た。


なお<BD・DVDバージョン>という呼称は、公式サイトである「ヤマトクルー」での表記に従ったものだが、実は最初の公開版とそれ以降のTV放映版・ソフト版ではイスカンダル星を後にして飛び立つヤマトのシーンに流れるBGMが異なる。公開版では「夕陽に眠るヤマト」から「元祖ヤマトのテーマ」へと繋げているのに対し、それ以降のものでは「地球を飛び立つヤマト」のメロディーが一貫して使われている。この修正版では当初の通り2曲のリレーなので、実際にはこちらは<BD・DVDバージョン>と呼ぶべきではない。


by odin2099 | 2014-10-10 20:20 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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