『伝説の70~80年代バイブル よみがえるケイブンシャの大百科』 黒沢哲哉:編
2014年 10月 18日

『原色怪獣怪人大百科』『全怪獣怪人大百科』『プロ野球大百科』『ウルトラマン大百科』『仮面ライダー大百科』『宇宙戦艦ヤマト大百科』『銀河鉄道999大百科』『機動戦士ガンダム大百科』『ピンクレディー大百科』etcetc…。
今40~50代の方なら一度は書店で手に取ったことがあるという人は少なくないだろうし、一冊や二冊は持っていたという方もいるだろう。
確認出来るだけでも(ヴァージョン違いを含めて)777点ほど刊行されたそうだが、それぐらい(他社から出版された同種の本も含めて)浸透していた「大百科」をずらーっと並べたカタログ本で、流石に全部は掲載されてはいないものの(巻末にリストは載っている)、主だったものはカラーで紹介されているので、眺めているだけで何やらニギヤカな気分になれること請け合い。
ただそれぞれの本の解説コメントやコラムは、もう少し愛のある表現が欲しかったな…。

70年代の終わりから80年代の半ばくらいまで活躍された方々――池田憲章氏とか聖咲奇氏とか中島紳介氏とか――、今は表舞台に出てこなくなってしまったのがちょっと寂しい。