『高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト/COLORS』
2014年 10月 19日
一年ぶりの12人のヴァイオリニストのコンサート、昨日なかのZERO大ホールへ行ってきました。
7月に発売された高嶋ちさ子のニューアルバム『COLORS』を引っ提げてのツアー公演で、「なかのZEROクラシックフェスティバル2014」の一つでもあるようです。
プログラムは第1部が「ジュピター」(ホルスト)、「アヴェ・マリア」(カッチーニ)、「カノン」(パッヘルベル)、「G線上のアリア」(バッハ)、「シャコンヌ」(バッハ)、「カプリス第24番」(パガニーニ)、第2部は「チャルダーシュ」(モンティ)、「お楽しみ曲」、「ファイヤーダンス」、「弾いてみましょう!コーナー」、「ツィゴイネルワイゼン」(サラサーテ)、「カルメン・ファンタジー」(サラサーテ)となっていました。
オープニングの「ジュピター」は高嶋ちさ子のソロに村松亜紀(結婚された直後は”近藤”姓のままだったけれど、今は変わったのですね)のピアノ、という構成でスタートし、曲の途中から残り11人のヴァイオリニストたちが客席から登場するというパターンで、最近はこのスタイルで定着したようですね。
カッチーニの「アヴェ・マリア」はソロで、その後は12人での演奏。
合間にはメンバー紹介を兼ねてのヴァイオリン奏法の披露のコーナーがあるのも、これはもうお約束(その後は各人がテクニックを交えながらの「ミッキーマウス・マーチ」の演奏)。
ただ今回のコンサートは、客席の大半が高嶋ちさ子のコンサートは初めてという人だったようで(付け加えるならいつもより年齢層も若干高めかな)、かなり盛り上がりを見せていました。
1300席近い大ホールで、これだけ新規の聴衆がいるのも珍しいかも。
第2部の「お楽しみコーナー」で演奏されたのは、『アナと雪の女王』の主題歌「レット・イット・ゴー」で、これに続く「ファイヤーダンス」の2曲は11人のヴァイオリニストだけでの演奏(「鬼の居ぬ間にナントヤラ」だそうで)。
「ファイヤーダンス」は振り付きの演奏でした。
アンコールは先ずは高嶋ちさ子のソロで「アメイジング・グレイス」。そして全員が勢揃いで振り付きの「天国と地獄」。これもすっかりアンコール曲としてお馴染みになりましたね。
そして最後はオリジナル曲「オーシャン・ブルー~ORCA~」。
初期メンバーが少なくなり(流石にトークは安定してます)、新人が沢山加入して新陳代謝が行われるのはグループの活性化には良いことですが、その一方で一抹の寂しさが。まあコンサートそのものはいつも楽しませてくれますので、十二分に満足です。