『ウィキッド』 とうとう15回目になりました。
2014年 11月 04日
千秋楽が11/16に迫りましたので、これがひとまず最後の観賞でしょう。
今のところ次回公演のアナウンスはありませんが、人気演目なだけに来年か再来年には復活すると思われるものの、次はいつ見に行けるかわかりません。
旧友たちとのしばしの別れ、寂しいですな。
前回の観賞から2か月半くらい経ちましたが、ネッサローズ、マダム・モリブル、フィエロ、ディラモンド教授とメイン格の半数が入れ替わり。
このうちマダム・モリブル以外はお初の方々です。

エルファバもかなり板についてきた様子で、安心して観ていられました。
台詞の喋り方も歌い方も癖がある方ですが、それも気にならなくなりました。
ただの”癖”ではなく、”個性”になりつつあるということでしょう。
演じる女優さんはグリンダは可愛い系、エルファバは美人系と色分けされているようですが、正統派の美人タイプですね。
フィエロはダンスも歌も可もなく不可もなくで、もう少し序盤の軽さと後半の重厚さというのかな、その差が出ていればもっと良かったのかなあ。
一貫して、ごくごく普通に誠実なお兄ちゃんという印象ですね。
ネッサローズは元々キャラクターに全然魅力を感じないので、誰が演じても同じように見えてしまいます。
また比較的声の太い人が多いようで、もっと華奢で可憐なお嬢様タイプ、ついでに言うと声も可愛らしい人が演じると、一部と二部でのギャップが際立って面白いのでは?と常々感じています。
ディラモンド教授は、今までで一番物静かでした。
その分最後の登場シーンが余計憐れな感じがしますね。
ただ、ヤギの鳴き声はイマイチ。そして「静粛に!」のアクションも…。
――とまあ、色々とキャストについて語ってきた訳ですが、どんなキャストであれ面白いと思う一方で、やはり好みのキャストでないと今一つに感じられてしまう部分の両方があります。
しかしそれでも『ウィキッド』という作品に出会えた幸運、そして見る度に新発見があったり、キャストに対してあーだこーだ言える喜びを味わえたことには感謝したいです。



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