『サイロンの悪霊』<グイン・サーガ>18 栗本薫
2014年 12月 27日
久々に読むので前のお話、忘れちゃった…。
えー、グインは千竜将軍ダルシウスの元で傭兵として暮らし、仲間たちからも一目置かれ、将軍からの信頼も得、噂を聞きつけたアキレウス大帝直々の御召に応じケイロニア宮廷デビュー。ここで終生の友ランゴバルド候ハゾスと出会います。また偶然目撃したサイロンの怪異の謎を突き止めんとする途上で、<闇の司祭>グラチウス、<ドールに追われる男>イェライシャとも巡りあいます。
またマリウスが出会ったルビナという少女が実はケイロニアの皇女シルヴィアであり、謎めいた美貌の剣士イリスがどうやら人知れず育てられたアキレウス大帝の”皇子”であるらしいことも判明し、グイン共々王位を巡る陰謀に巻き込まれることに。
一方、自らのプライドをかなぐり捨てて助力を請うたものの、それを断られたことでイシュトヴァーンとグインは決定的な破局を迎え――と、舞台がケイロニアに移って2冊目ということで怒涛の展開。新顔さんはバンバン出てくるし、グインの謎の一端に触れられたり、何気にマリウスの正体バレの伏線も貼られたり……。
この「ケイロニア篇」の最後にグインがマリウスの正体を看破するシーンがあるのですが、この頃から既に勘付いていたいたんですな。
さて、これからちょっとペースを上げて読まないと…!
「続篇プロジェクト」も着々と進行しているし。