『世界の果ての通学路』(2012)
2015年 01月 04日
世界には片道何キロもの危険な道を、何時間もかけて学校へ通う少年少女たちがいるよ、というフランス製のドキュメンタリー映画。劇場公開の時はスルーしてしまったけれど、Eテレで放送してくれたのでいそいそと鑑賞。
登場するのは4組の少年少女たちで、先ずはケニアのジャクソンくん。片道15キロの野生動物が出没する危険なサバンナを、2時間かけて妹と一緒に走破する。モロッコに住むザヒラちゃんの学校は全寮制だが、週末は自宅に帰っているため、月曜の朝は22キロもの山道を友だちと一緒に4時間かけて戻ってくる。
アルゼンチンはアンデス山脈の牧場で暮らすカルロスくんも、片道18キロもの道を妹と二人で馬に跨り1時間半かけて通学。
そしてインドのサミュエルくんは生まれつき手足が不自由。学校までは4キロの距離だが、寄せ集めの部品で作られたオンボロの車椅子に乗せられ、これを二人の弟が押したり引いたりで1時間15分かけて登校、といった具合。
なんでそうまでして学校に通うのかと言えば、彼らはみんな夢、目標があり、それを叶えるためには勉強するしかないと悟っているからだ。それに貧しい暮らしを送っていながら、彼らには影がない。目をキラキラさせているのが印象的である。
大した苦労もせずに学校へ通い、チャランポランな生活を送ってる身としては誠に耳が痛い話で、文部科学省選定作品なのも頷けるところ。ただ、ドキュメンタリーにしては都合よく色々なトラブルが起こるし、カメラもきちんとカット割りされてる辺りに某かの作為的なものを感じてしまうのが興ざめだ。
【ひとこと】
ホントに学校へ通うだけの映像なんだよねえ…。

私もたまたまですが・・・一部だけ見ました。
多少の演出(?)はあるかもしれませんが(;・∀・)
けど、長い道のりを自力で歩いて学校へ通う・・・
そして学校で学ぶことがどんなに大切かということがわかりますね・・・
自分も申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・
たった一日の出来事に見えて、実は何日分かのエピソードが混じっているのかも知れませんね。
自分は小学校の時、どれくらいかけて通学していたんだろう?
多分30分くらいは歩いていた筈だけど…(^^;