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『天空からの招待状』(2013)

『天空からの招待状』(2013)_e0033570_23013504.jpg撮影期間3年を費やしたという台湾製のネイチャー・ドキュメンタリーで、全編が空撮映像。

最初は美しい山々が映し出されるので自然を賛美したものなのかと思って観ていると、やがて森林伐採や採掘のために無残な姿になってしまった山や、廃水で汚染された河川、不法投棄や杜撰なゴミ処理で荒れてしまった海など、環境破壊への警鐘などというレベルではなく(必要悪だとは認めつつも)完全にノー!を突き付けたものに。
なまじ映像が美しいだけに、それが破壊されていく様は恐ろしく冷たく映る。

チー・ポーリン監督は一人で撮影や編集もこなしスポンサー探しにも奔走したらしいが、然もありなん。
この内容では、各方面から横やりは入らなかったのだろうかと余計な心配もしてしまう。

『天空からの招待状』(2013)_e0033570_23015105.jpg美しい絵に美しい音楽、時折入る単調なナレーション、それに台湾の地理に不案内ということもあってか途中何度か意識が飛ぶ瞬間があったものの、やはりネイチャードキュメンタリーには心打たれることが多い。
特に生き物があまり好きではない自分にとっては、動物や昆虫の類が一切出てこない作品はより好ましいものに思われる。

Tracked from だらだら無気力ブログ! at 2015-01-15 00:39
タイトル : 『上から見る台湾』:第9回大阪アジアン映画祭
一度は行ってみたいな、台湾。... more
Tracked from ひろの映画日誌 at 2015-01-15 08:45
タイトル : 「天空からの招待状」、台湾とその環境破壊を空から撮影した快挙
おススメ度 ☆☆☆ ドキュメンタリー映画好き ☆☆☆☆ 台湾の空撮好き ☆☆☆☆☆ 台湾の政府機関「国道新建工程局」の職員で、空からの撮影を続けてきたチー・ポーリン監督が、環境破壊を目の当たりにするにつれ、自ら発起3年かけて貴重な映像を撮りつくした。 台湾は、日本...... more
by odin2099 | 2015-01-14 06:45 |  映画感想<タ行> | Trackback(2) | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
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