『仮面ライダー対ショッカー』
2015年 01月 29日
この題名の方が通りが良いけれど、以前書いたようにこれはサブタイトルで、正式タイトルは『仮面ライダー』のまま。
<東映まんがまつり>上映版としては2本目だけれども、初めっから映画として作られたのはこれが最初。
主人公は一文字隼人。これに本郷猛がゲスト出演する形でダブルライダーの共演が実現。
両雄の共闘はこれが初めてではないものの、再生怪人軍団に立ち向かうダブルライダーという図式が、現役児童にとってどれほど強くアピールしたことだろう。
そしてそれに拮抗する死神博士=天本英世の怪演は、逆に多くの児童たちにトラウマを植え付けたかも知れない。
とはいうものの、現役児童ならぬ「大きなお友だち」視点で観てしまえば、なかなか純粋に楽しめる、とはいかないもの。よほど思い入れが強くなければ「なんだ、つまんない」の一言で終わってしまいそうな出来栄えなのも事実だ。
色々な意味で勿体ない。