『仮面ライダー対じごく大使』
2015年 02月 02日
<ライダー>とか<マジンガー>とか、ついついまとめて観直したくなる時ってありますな。
劇場版「仮面ライダー」の2作目で、本作はこれが正式タイトル。「地獄大使」ではなく「じごく大使」なのは観客(児童)への配慮だろうが、案外子どもはこういうものから言葉や漢字を覚えていくもの。
「地獄」に「じごく」とルビを振るだけでも良かったかもしれない。
今回の作品のメインとなってるのは雄大な富士のロケーションと、かなり危険度の増したアクションシーン。
滝和也とのコンビではあるものの本郷猛の単独主演だけに見せ場を割り振る必要もなく、藤岡弘と千葉治郎の身体を張った頑張りが楽しめる。
ちょっとわかりづらい面もあるが、富士山の急斜面での立ち回りは一歩間違えば大事故に繋がりかねないものだった。
ショッカーの大要塞、再生怪人軍団の登場と劇場版ならではのスケール感はあるものの、地獄大使は前面に出ずライダーとの直接対決もないため、題名とはやや乖離が…。
また新1号ライダー篇が始まって3カ月余り。
イベント要素として2号ライダーのゲスト出演を検討しても良かったような(新1号篇に入ってから初のダブルライダーが実現するのは、本作公開の約1カ月後)。
過去記事はこちら。