『マネーボール』
2015年 02月 12日
先日『ドラフト・デイ』を観に行き、野球でもこういう映画が出来ないかなあと考えた時に思い出したのがこの映画。
この映画も野球そのもの(個々の選手やそのプレイ、ゲームの進行など)を直接描いているのではなく、チームを運営するゼネラル・マネージャー(GM)が主人公の映画だった(過去記事はこちら)。
ビジネスを題材にしてしまうと純粋なスポーツ映画ファンからはそっぽを向かれかねないが、自分は結構好き。
それにこの映画、選手や監督が中心じゃないものの、ダメチームが奮闘して遂には栄光を掴みと…り損ねるという、スポーツ映画の王道ストーリーに則った構成になっているので、ビリー・ビーンのやり方には共感できないものの、感情移入しやすい作りになっているのがマルだ。
もっとも原作とはそこら辺、大きく隔たっているので、ビジネス書的な側面から原作を愉しんだ人は逆に違和感あるんだろうけど。
今回はBlu-ray搭載の吹替版で鑑賞。
ミーティングや他球団のGMとの交渉シーンが多いこの手の作品は、やっぱり吹替の方が楽しめる。
しかしブラッド・ピットの声に東地宏樹というのは、これはミスキャストだろう。
かといってブラピの声に誰が良いか、いまいちピンとくる人も思い浮かばないのだが…。