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『宇宙円盤大戦争』

これぞロボットアニメの最高傑作!
…とまでは言わないけれど、もっともっと評価されても良いと思っている一本。

『宇宙円盤大戦争』_e0033570_20590970.jpg
『闘将ダイモス』がSF版「ロミオとジュリエット」と言われていたけれど、恋人同士が敵味方に分かれて対決するというパターンはこちらの方が早いし、『機動戦士ガンダム』には同型のヤラレメカ(ザクなど)が登場して画期的と言われていたけれど、この作品に出てくる円盤獣(とは呼ばれてないけど)の方がやっぱり早い。


まあその辺は「だから何だ?!」というレベルではあるけれど、実際には30分の長さの中で、男女の愛(三角関係?)、主役メカの巨大感の演出、戦争の虚しさ…と娯楽作でもあり、問題提起の作品でもありという欲張り加減が見事に昇華してるというのが大きなポイント。


グレンダイザーの方が確かに洗練されているけれど、武骨なロボイザー、そしてスペイザーと合体した後のガッタイガーのインパクトは捨てがたいし、クールな美形キャラの『グレンダイザー』版に対して、ヒーローの王道を行く熱血漢の『宇宙円盤大戦争』版の宇門大介(デューク=フリード)は、やはりロボット物の主人公はこうでなくっちゃ、という安心感を与えてくれる。

『宇宙円盤大戦争』_e0033570_20591733.jpg
菊池俊輔メロディも緩急自在で、これは本当に埋もれさすには惜しい。

こちらに過去記事あり。


by odin2099 | 2015-03-26 21:09 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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