『徳川家康と16人のこどもたち』 熊谷充晃
2015年 04月 29日
徳川家康の特集記事の中に、その子供たちについてページを割いてることもありますが、それでも主として語られるのは信康と秀忠、あとは精々秀康と忠輝くらいでしょうか。
この本では女子も含めた家康の子供16人と、その母親である家康の正室と側室について個別に簡潔にまとめています。
日頃スポットライトの当たる機会の少ない人物もいますので、初めて知るエピソードなど楽しく読めました。
余談ではありますが、家康の隠し子とされる小笠原権之丞について一言も触れていないのが残念。
他にも永見貞愛や松平民部など比較的知られた人物もいるので、俗説として紹介してくれても良かったのかなあ、と。
松平康重や土井利勝、他にも何人かご落胤とされる人物はいますが、そのレベルになると信憑性がかなり落ちてしまうでしょうけれども…。