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丸美屋食品ミュージカル『Annie/アニー』

丸美屋食品ミュージカル『Annie/アニー』_e0033570_09373264.jpg木村花代さんが出ているので、とうとう重い腰を上げました。
今年は日本上演開始から30年目の節目の年。最初の映画版を観て感激して以来、上演が始まるという一報を聞いてからずっと興味はあったものの、なんとなく「いまさら」な感じが強かったのですが、最近リメイク版の映画を観ていたら急に観たくなって…。
やや後方ではありますが、比較的真ん中のブロックの席が取れたのは奇跡的でした。


まずこの公演、音楽が生演奏なんですねえ。最近は劇団四季でも生演奏がなくなったのでこれは贅沢。
ただバンドが頑張りすぎたのか、それとも演出に問題があるのか、台詞が音楽に負けてしまっている場面がしばしば。単に音響のバランス調整のミスかもしれませんが、小さい子供に向けて作っているお芝居としてはちょっと残念ではあります。
また台詞という面では、子役が中心ということもあって仕方ないですが、全体的に何を言っているのか聞き取りにくいのもいただけないかなあ、と。


丸美屋食品ミュージカル『Annie/アニー』_e0033570_09372646.jpgそれでもお話は面白いし、「トゥモロー」や「メイビー」など音楽(歌)は素敵。思わず口ずさみたくなります。
子役たちは「スマイル組」「トゥモロー組」と名付けられたダブルキャストで、自分が観たのは「スマイル組」の公演でしたが、躍動感があって良かったです。

三田村邦彦のオリバー・ウォーバックス、青木さやかのミス・ハニガン、木村花代のグレース・ファレル、崎本大海のルースター、甲斐まり恵のリリー(何故か<平成仮面ライダー>所縁のキャスト)ら大人側のメインキャストも、その子供たちのパワーの前にはタジタジといったところでしょうか。
まあ、それでも一番の名演技は犬のサンディでしょうけれど。


アニーのニセ両親の正体判明から、ウォーバックスさんのファレル女史への求婚が唐突且つあまりにあっさりし過ぎて、2本の映画版に慣れているとビックリですが、観終った後で幸せな気分になれるハッピーエンド万歳!
もう一回観たいなあ。


【ひとりごと】
今回の公演は新国立劇場の中劇場。
それにしてもこの劇場の椅子、固くて狭くて坐りにくい。
まるでベンチみたいで背中と腰が痛かった。。。


by odin2099 | 2015-05-10 09:40 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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