『決戦のゆくえ』
2015年 05月 14日
当初は今のような三部作ではなく二部構成だったのですが、そうなるとどこでお話を切ったんでしょうか。
三部作に引き延ばしたから、出番が2本の作品に分断されちゃったんでしょうか。
そしてスマウグが倒されてからはあっという間に戦争の話。
『ロード・オブ・ザ・リング』と違って『ホビット』は、170分→161分→144分と上映時間が段々と短くなって行きますから、物語はサクサクと進行します。
この中で原作にはなかったトーリンのダークサイド堕ち、からのライトサイドへの帰還が描かれていきますが、この辺りは映画として良くまとまっているのではないかと。
結果的に「ホビット」三部作はビルボの物語ではなく、トーリン・オーケンシールドの物語になっておりました。
原作とは違いすぎるので、熱心なファンほど違和感、嫌悪感が募るところでしょうけれど、<中つ国サーガ>として『ロード・オブ・ザ・リング』に寄せた結果ですからね。
最後は『思いがけない冒険』冒頭部分の続きで、ビルボ宅をガンダルフが訪ねるところで終わり。
この時のビルボの机の上って『ロード・オブ・ザ・リング』の時とは乗ってるものの配置が違うんですが、これは意図的なものなのかな。
ともあれ<中つ国サーガ>の第一部、これにて終幕です。
【ひとりごと】
イアン・ホルムとマーティン・フリーマンは顔立ちが違いすぎるので、どうしてもビルボが同一人物に見えない…。
マーティン・フリーマンって目つきがきついというか、結構険しい顔立ちしてると思うんですよ。
でもイマン・ホルムはもうちょっとお茶目というか、眼元が優しいもんで、もう少し面差しの似通った役者さんはいなかったのかなあと残念に思います。
旧作にはボロミアとファラミアのように、兄弟だって納得させられる配役があったのに。
http://odin2099.exblog.jp/22648424/
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