『旅の仲間』
2015年 05月 17日
あれから60年後…<中つ国サーガ>の第二部が開幕しました。
「ホビット」から続けて観ると、ビルボとガンダルフの再会シーンにも重みを感じますね。ああ、ホビット荘に帰ってきたんだなあ、という感慨に浸れます。
「ドラゴンの一件ならわしのせいじゃない」
「やっこさんを焚き付けただけだ」
なんていうガンダルフとフロドの会話も、そうか、あの大冒険のことを言ってるんだな、と得心がいきます。
また”裂け谷”で合流してからずっと行動を共にするレゴラスとアラゴルンの関係も、『ホビット/決戦のゆくえ』のラストシーンのスランドゥイルとレゴラスの会話を踏まえて見ていると、あれから二人の間にはどんな時間が流れたのかなあと色々考えさせられます。
ただ「一つの指環」を介在して繋いでいるとはいえ、「ホビット」と「ロード・オブ・ザ・リング」はやはり別のお話。「ホビット」では作品のトーンを「ロード・オブ・ザ・リング」に寄せようとし、原作にないキャラクターやシーンを増やしてリンクを張っていますが、「同じ世界を舞台にした過去と現在の物語」以上の繋がりは感じられません。
これ、逆に(製作順に)観たならば違う感想を抱くのかもしれませんが。
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