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『ビートルズ・クラシックス&ユーミン・コンチェルト「四季」』

『ビートルズ・クラシックス&ユーミン・コンチェルト「四季」』_e0033570_20084648.jpg12人のヴァイオリニストを結成当時から支えてきた原田梢、藤﨑実乃、白澤美佳(は一年ほど後になっての参加ですが)の3人がこの日を持って卒業。
ということでチケットを取りました。

その時点ではどんなコンサートなのか全く知らず、しかも会場も東京芸術劇場だということしかチェックしていなかったのですが、主催が公益財団法人としま未来文化財団と豊島区で「女性応援プロジェクトVol.4」という冠が付いてました。
しかも会場もいつもの大ホールではなく2階のプレイハウスという所だとは知らず、間違えて大ホールへ行きかけてしまいました。


コンサートは二部構成で、第一部は1966カルテットによる「ビートルズ・クラシック」。
1966カルテットはリーダーの松浦梨沙が元12人のメンバーなので気になってはいたのですが、実際に演奏を聴いたことはありません。
そして第二部に登場する12人のヴァイオリニストも、「ユーミン・コンチェルト」は唯一聴きこんでいないアルバム、ということでかなりアウェー感のあるコンサートでしたが、どちらのプログラムも知らない曲ではありませんので、聴いているうちに良い気分になってきました。


『ビートルズ・クラシックス&ユーミン・コンチェルト「四季」』_e0033570_20085353.jpgどちらもバックのスクリーンに映像を映し、メンバー紹介も兼ねているという面白い構成になっていました。
特に「ユーミン・コンチェルト」は春夏秋冬それぞれ三楽章あり、一人ずつソロパートを演奏しているので(この日のメンバーは実際は13人いましたので、1曲だけ二人で演奏してましたが)、一人一人がアップになり演奏者の名前がテロップ表示されるので非常にわかりやすかったです。


1966カルテットは格好良く、12人のヴァイオリニストは特にセレモニー的な要素はなかったのですが、演奏中に目配せしたり微笑み合ったり、演奏後のカーテンコールで涙ぐんだり…といつもとは一味違った様子。
今回はプログラムに珍しく(?)メンバー全員の顔と名前が載っていましたが、赤星鮎美、石崎諒子、小泉奈美、里永莉果子、芹田碧、竹内愛、橘ひとみ、田中紫帆、友田絢、中島知恵…という顔ぶれを見ると、随分と入れ替わっちゃったなあという感慨が。
もう初期メンバーは一人だけだし、今回卒業の方々も含めるとOGはもう20人以上いますしねえ。


最後は13人(とピアニストの金山千春)にプラスして4人もステージに一緒に並びましたが、1曲ぐらい二つのグループのコラボ曲を聴きたかったなあ。
ともあれ、卒業される皆さん、今まで有難うございました。


by odin2099 | 2015-05-20 20:12 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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