『第六章/到達!大マゼラン』
2015年 05月 31日
七色星団との決戦、離れ離れになる古代と雪、収容所惑星で知る驚愕の真実、イスカンダルとガミラスは二重惑星?!いよいよ物語も佳境に入る19話から22話で構成される劇場版6作目。
七色星団の展開は旧作を踏襲しながらも、細部の段取りが違ったりディティールアップを施したりで一味違った印象。
まあドリルミサイルの回転方向が治っているだけで御の字だし、ご都合主義の”誘爆”にも一応の説得力を持たせてはいる。宇宙空間の戦闘でありながら、雲海や洋上を連想させる背景や場面設定も悪くない。
それでもイオン乱流のからくりの辺りにくるとちょいと思考停止に陥ってしまう。ヤマトとドメル艦隊の位置関係がよくわからないもので…。
激戦の最中、何故か第一艦橋にいない雪。それで侵入してきたガミラス兵(ザルツ人の義勇兵)に浚われてしまうというのは無理矢理感が強いけれど、一応その理由についてはきちんと作られシナリオにも書かれていたけれどもカットされたのだとか。
ユリーシャ(が憑依している岬百合亜)が雪にベッタリで仕事にならない。そこで雪が下へ連れて行き、星名に引き渡して戻ろうしたところ、ということらしいのだけれどもそりゃわからないよなあ。理由はどうであれ、不在の理由はきちんと描いてくれないと。
で、星名と百合亜が一緒に居て、星名が撃たれ、百合亜(というかユリーシャ)が覚醒し、という二重の仕掛けになっているのだからなおのこと。まあちょっと残念だね。
【ひとりごと】
冒頭の総統府でのドメルとのやりとり、「90日の彼方に」「三カ月を要するとか」…って会話が噛み合ってないんですけど。
ガミラスの暦では「90日」と「三カ月」は同義じゃないってことか。
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/20658851/
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