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『第七章/そして艦は行く』

『宇宙戦艦ヤマト2199』遂に完結。今回もWOWOW放送の<BD・DVDバージョン>で鑑賞。


『第七章/そして艦は行く』_e0033570_20295539.jpg前回は「デスラー襲撃」のメロディーに乗せてデスラー砲が発射されたところで終わっていたので、さて最終決戦はどうなるか?というところからスタート。633工区の分離シークエンスと、それのもたらす結果、それにデスラーの目的がよくわからないのだけれども…。


離れ離れになってるせいか、古代と雪の出番も増えて主人公っぽい扱いに。
古代に単独行動をとらせるために、本作では艦長代理という要職に就かせず、最初から真田を副長にしたんだろうね。
「自分のすべきことをやっと見つけた」という趣旨の発言が古代にも雪にもあるけれど、これがノランの行動にも影響を与えた、と見るのは考え過ぎかな。コスモリバースを渡すよう、渋る姉に進言するユリーシャの決断も後押ししてるように感じられるのだけれども。
ちなみに複座のコスモゼロで雪の救出に向かった古代とユリーシャだったが、帰りはどうしたんだろう?


『星巡る方舟』の後だと、ジレル人の扱いにちょっと違和感が。
雪がセレステラに件の方舟について伝えていれば、あるいは違った展開が?とも思うのだけれども、彼女にとってはデスラーが全てで、本当はガミラスもジレルもどうでも良いんだろうな、という気もする。


ところで生前の西崎Pに却下されたプロットの中に、生存していた古代守がガミラス兵士として登場する、というものがあったようだ。
どんな局面でどんな立場で出てくるのかわからないが、本作で言えばフラーケンとか、松本零士コミック版でいうところのキャプテンハーロックみたいな活躍もあり得たのだろうか。
でもそんなことで苦悩する進は見たくない。イスカンダルで生きていては欲しかったけど(薫女史とスターシャ猊下の間で修羅場になったかもしれんが)。


【ひとこと】
ところで「青き肌を持たぬ者は劣等人種」…ってイスカンダル人はどーなんだ?

<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/20974488/
http://odin2099.exblog.jp/21188388/
http://odin2099.exblog.jp/22462036/


by odin2099 | 2015-06-01 20:31 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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