『アラジン』(1992)
2015年 07月 04日
『リトル・マーメイド』、『美女と野獣』とくれば、次は当然『アラジン』ですね。
この三本を勝手に<アラン・メンケン三部作>と呼んでおります。
実際、低迷していたディズニーアニメを立ち直らせたのは間違いなくこの三本ですし、次にあの『ライオン・キング』が出るワケですが、そっちの音楽担当はメンケンじゃないので流れは一応断ち切られたかなあ、と。
メンケンはその後『ポカホンタス』、『ノートルダムの鐘』、『ヘラクレス』でディズニーアニメに帰ってきますが、この三部作を凌ぐヒットにはなり得てないですね。
で、今回は劇場で観て以来の再観賞かな。吹替版を選んだんですが、噂に違わぬ濃いメンツ。
アラジンは声が羽賀研二で歌が石井一孝の分業制ですが、まるで違和感なし。これなら歌も台詞も石井一孝で良かったんじゃないかなあと思いますが、知名度が低いと判断されたんですかね。
今出てるDVD版だと更に声が三木眞一郎に差し替えられてるらしいですが。
ジーニーの声は前作のビーストに引き続いて山寺宏一で、これも快挙でしょう。
歌手でもミュージカル俳優でもない”若手声優”がメインキャストに起用され、しかも歌まで披露しちゃうのはディズニーアニメではなかなかないこと。
それにしても山ちゃんの芸達者ぶりには驚かされます。
意外と言えばイアーゴ役に神谷明クラスがキャスティングされてることもですが、ジャファーの宝田明が意外な(失礼)怪演!
お話はねぇ、正直言うとかなり忘れてました。
まぁ20年以上前に一回観ただけだから仕方ないですが、もっと色々なことがあったように記憶していたんですけれど、案外こじんまりとした、という表現はあたらないかもですが、一直線なお話だったんですねぇ。
それにしても「ホール・ニュー・ワールド」、やっぱり良い曲だ~。