『シンドバッド/空とぶ姫と秘密の島』(2015)
2015年 07月 05日
「シリーズ構成」という肩書の人がいるのでどういうことかと思ったら三部作の第一弾だったり、特別料金興行になってるからアレ?と感じたら上映時間が50分だったり、鑑賞前から色々と驚かせてくれます。
それにしてもよくこんな古臭いお話を作ったもんです。
往年の「世界名作劇場」を彷彿とさせてくれますが、キャラクターデザインのオーソドックスさ(大塚康生や宮崎駿というよりは小田部羊一テイストという感じです)や、美術や演出含めて奇を衒わない作りといい、30年ぐらい前に作ったものを引っ張り出してきました、といってもそのまんま通用しそう。
それに良くも悪くも「長い第一話」という感じで、三部作を50分×3本でやるんじゃなくて端から2時間か2時間半くらいで一本にまとめて欲しいものです。
しかしこの古臭さがかえって今は新鮮に映るかもしれませんし、うまくアピールすれば思わぬ好結果に繋がるかもしれないという淡い期待も懐いています。
それに個人的にはスタジオジブリ作品に期待してたのはこういう部分だったんですけれどねえ。
第二部の公開予定は本年の12月。
完結編は来春か、それとも来夏になるんでしょうか。