『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
2015年 07月 18日
旅行中に時間が取れれば、なんて考えていたんですが、やっと2回目を観に行ってきました。少しは落ち着いて観ていられたかな。
でもメンバーの台詞の応酬とか、どっかに小ネタが転がってないかとか、本筋に直接関係ない処が相変わらず気になったりしてましたけれどね。
前回は3D吹替で、今回は2D吹替。
一部の吹替キャストには文句タラタラですが、それ以外は素晴らしい出来ですし、情報量が多い作品は吹替が援けになります。
「言葉が汚いぞ」「こんな時にまでキャプテンのお説教が」「お口の悪いのは誰だ」「昔の人が言ってた」あたりのやり取りって字幕版でもきちんと拾えてるのかなあとちょっと気になります。次は字幕版で観てみようかな。
前作は冒頭から何かが起こりつつあるという緊迫感の中から始まりましたが、今回はいきなり戦争状態。タイトルが出るまでもかなり長いです。しかしこれはシリーズを観続けてきた人にも些か唐突な導入部でもありました。
TVシリーズ『エージェント・オブ・シールド』シーズン2のエピソードの中で何らかの伏線が張られているなら別ですが、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のラストでキャップとファルコンは、ナターシャからもらった情報からバッキーの消息を追っていた筈なのに…まあ、いいか。
前作ではいがみ合ってばかりだったアベンジャーズですが、今回はすっかり仲良し集団。中にはちょっと気まずい雰囲気のカップル?も見受けられますが、ムニョムニョ君が持ち上がるかどうかイイ歳した男たちがムキになったりする姿が可愛かったり。
しかしそんな長閑なムードは長く続かず、いよいよウルトロンの登場と相成ります。
ここから一気に物語は進みますが、外敵に対するだけだった前作と違い、今回は内戦に近いですね。
元はと言えばトニー・スターク(とブルース・バナー)が悪いワケで、トニーがヘンなものさえこしらえなかったら今回の事件は起きなかったでしょう。
しかしある意味で真の地球の危機を目の当たりにしたのはトニーだけ。その危機に対処したいという思いの強さが生んだ悲劇であるとも言えます。
ここでメンバー内の温度差が明らかになります。
温度差のあるチームとはいえ、一度ことが起れば動き出すのは早く、キャップのリーダーぶりも板についてきました。
前作のメンバーにプラスして新メンバーを追加、でもシリーズは十分続けて行けると思いますが、ラストシーンではアベンジャーズは再編成。
ホークアイは我が家に帰り、ハルク(=バナー)は何処かへと姿を消し、ソーはインフィニティ・ストーン絡みの調査でアスガルドへ戻り、表面上は和やかなもののトニー(=アイアンマン)はキャップと袂を分かち――この辺りは次の次『キャプテン・アメリカ/シビルウォー』への伏線でしょうが――、残されたキャップとブラック・ウィドウは新たに加わったウォーマシン、ファルコン、ヴィジョン、スカーレット・ウィッチを鍛えるというところで幕。今後が益々気になります。
ちなみにファルコンとキャップは次の『アントマン』にも出演とか。<フェイズ2>の締めくくりとしていかなる作品に仕上がっているでありましょうか。
エンドロールの途中ではサノスが登場して、いよいよアベンジャーズとの対決ムードを高めていますが、次に登場するのは『アントマン』、『キャプテンアメリカ/シビル・ウォー』、『ドクターストレンジ』の次の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2』なのかな。
アベンジャーズと戦うとなると更に『新スパイダーマン』、『マイティ・ソー/ラグナロク』、詳細不明の新作を経ての『アベンジャーズ/インフィニティウォー Part1』まで持ち越しの可能性が。
3年後、8作品も後なのか…………まだまだ先は長い…。
【ひとりごと】
各作品毎にリセットする決まりがあるわけでもないでしょうが、前作のテーマ音楽をそのまま使ってくれたのはシリーズ初の快挙!
しかも音楽担当者変更になっているのにね。
ロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマンをはじめキャプテン・アメリカやハルクなど、マーベルコミックスのヒーローが一堂に会するアクション巨編の第2弾。アイアンマンことトニー・スタークが完成させた人工知能“ウルトロン”の暴走に端を発する、ヒーローたちによる愛...... more