『ターミネーター/新起動(ジェニシス)』(2015)
2015年 07月 18日
シュワルツェネッガーがターミネーター(ではなく今回は”ガーディアン”)で復帰したシリーズ5作目を観てきました。
ジェイソン・クラークが”人類の救世主”ジョン・コナーを演じ、エミリア・クラークがその母親のサラ・コナー、そしてジェイ・コートニーがカイル・リース役。
イ・ビョンホンがなんとロバート・パトリックに代わるT-1000役で出ていますが、出番は前半のみです。
監督は『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を手掛け、TVシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』で既にエミリア・クラークと組んでいるアラン・テイラーが起用されています。
『T4』でシリーズをかなり大胆に方向転換させたものの、結局支持は得られなかったためか、今回は違う方向へと大きく舵を切ってかなり「禁じ手」と言える要素を持ち込んできています。
ここからはネタバレ全開になりますが、先ずは『T1』、『T2』をなかったことにしたことが挙げられます。
基本のストーリーはもちろん同じなのですが、未来世界から過去世界へサラを援けるためにやってきたカイルは、自分がジョンから教えられたのとは違う世界に戸惑います。
そして何も知らないか弱い女性だった筈のサラが、逞しい女戦士と化していることにも。
大きく時間軸が変わったことで、当然のことながら『T3』や『T4』の世界は閉ざされました。
一応は発端部分は『T2』の地続きと解釈出来ますので、この世界は『T5』でありながら新しい『T3』ともいうべきややこしいことに。
そして最大の「禁じ手」はジョン・コナーの設定。
機械軍に勝利したと思ったのも束の間、なんとジョンは新型ターミネーターに襲われ機械化されてしまい、自ら過去へ飛ぶとサラとカイルを殺しスカイネットを起動させようと画策します。
つまり今回のラスボスはジョン・コナー!
これはアイディアだと思いますが、一歩間違えるとシリーズ全否定に繋がりかねませんから思い切ったことをやったものだなあと感心しました。
シュワちゃん演じるT-800が経年劣化してるというのもアイディアもんです。
『T3』では似てはいるものの別型のターミネーターという設定だったようですが、今回は以前よりも過去の時間に飛ばされ、そのままその世界に留まっているために表面上は人間と同じように歳を重ねているということにして、演じるシュワちゃん自身の加齢を納得させるだけでなく、『T1』のフッテージを再利用して若きシュワちゃんを登場させ、シュワちゃんVSシュワちゃんのドリームマッチまで実現させているのです。
タイムトラベル物に付きもののモヤモヤだけじゃなく「あれ、これはどうなってるの?」と思う部分も幾つかありますが、3D映像の迫力もあるし、アクションの派手さ、そして「禁じ手」のどんでん返しと最後まで飽きさせない工夫もあり、実際のところかなり楽しめました。
特にサラ役のエミリア・クラークが出色で、童顔でありながら経験豊富な女戦士っぷりのギャップに萌え。
彼女主役でシリーズを続行して欲しいものですが、どうやら本国での興行成績はあまり芳しくないとの噂が…。
新たな三部作になるというような話もありましたが、また白紙に戻ってしまうんですかねえ。
『T4』の時も同じような噂があったのですが。
【ひとこと】
シリーズ5作とも製作・配給会社が違うこのシリーズ、今回手掛けたスカイダンス・プロダクションは他にも「ミッション:インポッシブル」や「スター・トレック」も手掛けているだけに、こちらも何とかして欲しいものです。
【ひとりごと】
タイムスリップ装置、二人の人間を同時に送り込むことも出来るんだ?!
そのおかげで、サラとカイルが全裸で抱き合って転移というトンデモなシーンが出来上がりましたが…(註・喜んでます)。
【もうひとこと】
サラを守るようにプログラミングして1973年(だったっけ?)に送り込んだのは誰だ?
危うい禁じ手をかなり使用していたので、凄い挑戦意欲の強い作品にも見えてしまいますね。特にジョン・コナーは今までの抵抗軍のリーダーという設定が覆ってしまい、後半新しいターミネーターとして襲い掛かってくるのが自分は斬新で面白かったですね♪予告編で既に知ってはいた事実ですが、それでもやっぱり楽しめました^^
そういえばサラを守るためにターミネーターを送り込んだ人って誰なんでしょうね?今後の続編とかあれば色々判明してくるのかも?
T-800を送り込んだのは誰なんでしょうね?
別の時間軸で難を逃れたジョン・コナーか、今回生き延びたサラもしくはカイルかなあと予想しているんですが。





