『仮面ライダー3号』
2015年 08月 13日
DVDの<コレクターズパック>を購入したので再観賞。
<ライダー>と<戦隊>のコラボとして定着した春興行は、現役戦士にプラスしてレジェンド戦士も何人か顔出し出演してくれるのが嬉しいのだが、その一方で出てくるキャラクターが多過ぎて誰がメインだかわからなくなる傾向がある。
最初の『スーパーヒーロー大戦』はディケイドの門矢士とゴーカイジャーからはレッドのマーベラスがメインで、それに現役組のフォーゼとゴーバスターズが絡む筈が、気が付くとゴーカイブルーとゴーカイグリーン、ディエンドの海東、それに比奈ちゃんが進行役になるし、次の『スーパーヒーロー大戦Z』はウィザードとキョウリュウジャーがメインかなと思わせて、実はギャバンとゴーカイシルバーとイエローバスターが中心に座るし、『仮面ライダー大戦』も鎧武の葛葉紘汰なのか、門矢士なのかハッキリしないまんま。
今回も一応は進ノ介が比較的中心にいるものの、剛と桜井侑斗の比重が高いので若干のブレはあるが、良くも悪くも終始「3号=黒井響一郎」が真ん中に居てくれるので前3作ほどではない。
それに及川ミッチーの存在感も大したもので、ヒーローとも悪役とも違う独特の立ち位置を確立しているのは流石。
直接の共演場面がない南光太郎=倉田てつを以外の皆を食ってしまっている。
ということで相変わらずライダー同士で潰し合うストーリーそのものはかなり食傷気味だが、仮面ライダー3号というユニークかつ一種の「禁じ手」を用いたことで他のオールスター物とは一線を画したことは評価して良いと思う。
ただこうなると来年のハードルは高いな。
【ひとこと】
戦隊とのコラボもそろそろ見直した方が良い。オマケで出すなら不必要だ。
<過去記事>
http://odin2099.exblog.jp/22898326/